歯科医師・山田忠生
歯科医師が語る破壊の進行についての説明を聴いているときに、患者は”注意を促す”知人や友人を思い起こすであろう。歯科医師は患者のその何気ない思いに注意を向けることができるのである。「2~3か月前に私が歯を失った理由を尋ねたときに、すぐにムシ歯のことを話されました。歯肉や骨の損傷については、あまりご存知ではありませんでした。あなたの知り合いの方に同じような質問をされたら、あなたと同じ状態の人がおられると思います。ご自分のお口をしっかりと管理しようと思っておられるのなら、そのお口の本当の状態をわかっているということがとても大切なことです。幸いなことに、私たちは患者さんが原因について理解し、認識されることを強く訴えていますので、現代歯科医学がどのようにして歯を失うことを防いでいるかを、患者さんが他の人々に説明する立場に立っていただきたいのです。」