歯科医師・山田忠生
非難叱責からは技術は習得されない。それは態度を変え得るのみである。補助者が技能を習得した後に過ちを犯したのであれば、非難することも順当なことかもしれない。叱責は手短で、要点を押さえ、あなたの気分次第でするのではなく首尾一貫したものであるべきだ。その後は、”捨て台詞”ではなく、短い称賛の言葉を続けるべきである。叱責の後に、「あなたは私にとって大切な人なのです。二度とこのようなことをしないだろうと信じています。」というような言葉をかけることで、その人は過ちを反省しようとする気持ちになり、挫折するようなことも少なくなる。補助者が自発的に改良していけるなら、叱責するのみにしておくように心に留め置くこと。そうでないなら、訓練をすること。あるいは、その人が希望する職場が他にあるのなら、自由にそうさせること。