歯科医師・山田忠生
10 非言語コミュニケーション
非言語コミュニケーションとは、2人の人間の間に成立する言葉以外のコミュニケーションのチャネルである。
質問:以下のどれが非言語コミュニケーションか。
A.声の抑揚、調子、声量
B.身振りや姿勢
C.接触(タッチ)
D.衣服や身体の手入れ
E.身体間の距離
F.顔の表情
G.肌の色(青白い、バラ色など)
H.歯の管理
回答:上記のすべては非言語コミュニケーションである。このような非言語コミュニケーションは言葉によるコミュニケーションに脈絡をつけ、言葉に補足的な意味をつける。そして、ときには話し手の本当の感情や、思考の意味すること(言葉とは正反対のこともある)を隠すこともある。よくある例だが、言葉では賛成を表明しながらも頭を横に振っていることがある。あなたなら、どちらを信じるか。言葉か、そうでない方か。行動は言葉より雄弁なのだろうか。