歯科医師・山田忠生
顎の痛み、顎関節、顎関節症
口を動かすために使用している筋肉や靭帯は、頭蓋骨と下顎骨が交わる場所である顎関節とつながっている。関節炎、脱臼、外傷、TMJの感染などを含む顎関節症は、顎の痛みを伴うクリッキングやロッキング、頭痛、首の痛み、耳鳴りの原因となり得る。
多くの人にとっては顎関節の症状は長くは続かないが、中には顔の筋肉を動かしたときの痛みや不快感は慢性的(長期的に継続する)となり、時間の経過とともにクレンチング(くいしばり)や咀嚼すること、飲み込むこと、さらには歯をこすり合わせることによって悪化させる可能性がある。