バークリー予防歯科の概要:246

歯科医師・山田忠生

 

1.親に歯科医学を説明すること

2.ウ蝕はの治療を、むやみに行うこと

にわか仕込みの歯科医学の知識を、親に詰め込むことは無益なばかりか、かえって有害にもなりかねない。彼らはまったく学ぶことをしないばかりか、知識を吸収するのではなく、間違ったことを学ぶのである。親の中には歯科教育的には、ほとんど何のアプローチをしていないにも関わらず、治療計画を受け入れる者が多い。というのは、歯科医師は子どもたちに少なくとも興味を示しているものと思い込んでいるためである。しかしながら一方には治療費が高いといって治療を拒絶するものもいる。成功を収めるために、医師と親とは互いの信条を理解し合い、目標をともにしていかねばならない。この場合、他のことはほとんど問題にならないのである。広範なことを教えるプログラムを徐々に休止させ、長々とした口頭での説明や、チラシ、パンフレットの類、スライドや映画も打ち切りとしなければならない。

 

 

 

パンキー歯科診業哲理:296

歯科医師・山田忠生

 

受付秘書は新しい患者との話が終わるまでに、患者の名前の正確な綴りと呼び方とを確実に把握しておかなくてはいけない。デイル・カーネギーによれば、英語の言葉として最も重要なものは人の名前であり、そしてそれを正確につづり、正確に発音するということである。

同様に最も我慢ならないのは名前を誤って綴られたり、呼ばれたりすることである。そのために特にむずかしい名前には、正確に綴った名前に並べて、あるいはその下方に発音記号を書いておくと良い。その新しい患者が来院する前に、全員がその呼び方に慣れておくこと。

個々の新しい患者とさらに親しくなっていくためには、受付秘書に紹介者へ電話をさせ、新しい患者について情報を得させる。ときには取りとめない質問から多くの価値ある情報が得られることもある。

 

 

 

デンタル・コミュニケーション:147

歯科医師・山田忠生

 

コミュニケーションの専門家がもっている正しいと思われる概念は、以下の通りである。

1.コミュニケーションは状況を離れては意味をもたない。コミュニケーションの意図することを十分に知るためには送り手、その状況、そして受け手となる人をしらなくてはならない。

2.学生が先生を十分に理解できるようになるには、文化的、人種的背景が異なれば異なるほど、その時間は多く必要となる。

3.メッセージの最重要面というのは、受け手が受容したメッセージの部分である。

 

 

マークス「完全歯科医業学」:379

歯科医師:山田忠生

 

20ー4 病歴質問に抵抗する患者

 

「先生は、どうして私の健康について質問をされうのですか。前の先生はそのようなkとはありませんでした。」

この本の中で主張している完全な病歴をとるということは当然のこととして、これまでに同様な経験のない患者にとっては驚きとして反応することになるが、若い歯科医師は病歴をとる前に、その目的を明らかにするということに失敗しているのである。今、それをしなければならない。

「驚かれるのは、よくわかります。しかし、あなたが歯と健康との明らかな関係について立ち止まって考えようとされなければ、そのように話されなかったかもしれないのです。多分、このようなことをお聞きになったことがあると思いますが、身体に不調や頭痛のある方が感染した歯を抜くと、その状態が治ってしまったということがあります。一方では、歯と歯肉のトラブルはビタミンの欠乏、貧血、そしてそれ以外の健康状態の結果として起こるということです。

 

 

 

シュースター「卓越歯科医業学」:204

歯科医師・山田忠生

 

第4段階:長い目でみたゴール地点は、あなたの歯の保存です。ほんの少しやっかいなことを我慢すれば、快適さと幸福の微笑みが生まれます。家庭で行うお手入れが、最も大切なことなのです。そして、私たちは定期的にあなたのお口をチェックしましょう。予防のためのお手入れを忘れずにすることは、お口の状態と、あなたの個人的な必要性を守ることになるのです。

 

この重要な保存計画を、あなたに実行できる日を楽しみに待っております。