エクセレンスの追求:42

歯科医師・山田忠生

 

歯科医師も、そうであります。本当にマスターになりたい、本当に名医になりたいと思う場合には、その態度、そしてそのようになりたいという望みがどうしても必要であります。あの山の頂上に登るということは、マスター・デンティストになるのと同じような意味をもっています。つまり、そこへの道のりといいますのは遠く、そして困難な道であります。頂上へ到達するためには技術が必要であり、前向きに登り続けるという態度が必要であります。そして何か本当に困難なことにぶつかったときには、どうしても山の上まで行くのだという強い望み、欲望が必要です。ビル・ロジャース、彼は有名なオクラホマのカウボーイですが、勝利するためには今、何を自分がしているのかを知っていなければならない、そして自分がやっていることを好きでなければならない、そして自分がしていることを信じていなければならない、と言っております。

 

 

 

バークリー予防歯科の概要:245

歯科医師・山田忠生

 

12 目標指向の小児歯科医学

この小児歯科医学の管理という概念は新しい原理の応用というよりは、歯科大学で学んだ考えや方法を放棄することによって発達してきた。

著者がこのことを初めて完全に把握したのは、養成期間中の仲間の歯科医師と接したときであった。その医師たちが新しい概念を臨床の手段に組み入れようとしているのを見るのは痛ましいことであったが、同時に啓発的でもあった。それをみて、歯科医師が高度の予防小児歯科医学に成功しない理由が明らかになった。私たちの最大で、最も困難な問題は歯科医師に以下のことをやめさせることであった。

 

 

マークス「完全歯科医業学」:378

歯科医師・山田忠生

 

あまり多くはないが、患者にとってお金が大きな考慮対称ではないと指摘するような場合は、ほとんどといって歯科医師が十分に教育を行わず、現代歯科医学の対象や完全な診査の目的を明らかにしなかったので、患者が疑っているのではないかと思われる。

歯科医師がすでにするべきであったことを、ここで行うことによっても患者の疑いを鎮めることができなければ、患者を失うことになるであろう。

 

 

シュースター「卓越歯科医業学」:203

歯科医師・山田忠生

 

話し合いましたように、ひとたびムシ歯や歯周病をkんトロールしてしまうと、あとは最終的決定的な方法で治療するか、それとも一時的な方法で治すのかを選択することができます。

私たちはあなたに賢明な選択をしてもらうよう責任をもっています。あなたはすでにプラス、マイナス両面をご存じなのです。現在、そして未来のご自分の健康のために、どうすればよいのか決めることができるでしょう。

第1段階:ムシはと歯肉の病気の制圧。将来に起こる問題を予防して、発生してもコントロールできるように、私のスタッフが知識と情報を提供します。

第2段階:噛み合わせを調整する。これは歯と歯が調和するようにして、歯や、歯を支える骨、それに関節や顔の筋肉にかどの圧迫が加わらないようにする段階です。

第3段階:討議したような修復作業を始める。

 

 

 

パンキー歯科診業哲理:295

歯科医師・山田忠生

 

新しい患者については初回のアポイントメントの前ですら、非常に多くのことを得ることが可能である。受付秘書が洞察力をもった人であれば、この分野では大いに役立つ。アポイントメントの電話をしてきた患者は心配そうであったか、厚かましそうか、冷淡か、懐疑的か、友好的、それとも積極的に感じられたかなど。患者は問題点についてどのように話したのか、あるいは前の歯科処置について何か話しただろうか。誰かの紹介があったのか。新しい患者に紹介者を尋ねるのには2つの正当な理由がある。まずは、類は人を呼ぶのことわざ通り、紹介者がわかれば新しい患者に関しても多少は推測することができる。次いで、紹介者に対して手紙や電話でお礼を言うことができる。電話ではその新しい患者についてさらに情報を得ることができる。

デンタル・コミュニケーション:146

歯科医師・山田忠生

 

10 非言語コミュニケーション

非言語コミュニケーションとは、2人の人間の間に成立する言葉以外のコミュニケーションのチャネルである。

質問:以下のどれが非言語コミュニケーションか。

  A.声の抑揚、調子、声量

  B.身振りや姿勢

  C.接触(タッチ)

  D.衣服や身体の手入れ

  E.身体間の距離

  F.顔の表情

  G.肌の色(青白い、バラ色など)

  H.歯の管理

回答:上記のすべては非言語コミュニケーションである。このような非言語コミュニケーションは言葉によるコミュニケーションに脈絡をつけ、言葉に補足的な意味をつける。そして、ときには話し手の本当の感情や、思考の意味すること(言葉とは正反対のこともある)を隠すこともある。よくある例だが、言葉では賛成を表明しながらも頭を横に振っていることがある。あなたなら、どちらを信じるか。言葉か、そうでない方か。行動は言葉より雄弁なのだろうか。

 

 

 

ザ・デンタルフィロソフィ:168

歯科医師・山田忠生

 

生産目標を立てることは必要なことであり、非常に重要なことである。しかしながら、現実に即した予算を立て、経費をコントロールすることの方が利益を上げるのに貢献しているのである。多くの歯科医師が高所得の得られる医業の達成ばかりに熱中し、諸経費の増加をまったく無視している。

これがオフィスや、家庭において計り知れない経済的ストレスを引き起こしているのである。

 

 

バークリー予防歯科の概要:244

歯科医師・山田忠生

 

3.必要とする人のための完全な診断と、長期的な計画。

4.必要とする人のための疾患管理教育。これにはい赤のものを含む。

 A.健康を維持するための長期的な疾患管理教育

 B.ウ蝕や、歯周疾患などのための栄養に関するカウンセリング

 C.(必要なら)指導下の自分の行う定期的な歯の表面へのフッ化物塗布

5.申し出のあった人への長期的な修復歯科治療。合理的に健康を維持しようとする人々が優先される。

 

 

 

ザ・デンタルフィロソフィ:167

歯科医師・山田忠生

 

固定経費と、ある程度まで変動経費とがわかれば、そこから1年.1か月.1週間.1日の生産目標が決定できるのである。たとえば、昨年200日働いたと仮定してみる。そして総事業経費(スタッフやあなたの給料、税金、退職準備金、材料費、賃貸料、技工費、その他)が25万ドルであったとする。1日当たりにすれば1250ドルである。診療時間が8時から5時までとする。あなたが患者を治療しようと、机の前で座っていようと、1時間当たりの経費は156ドルである。共診断が終了すると、適切な順序でそれぞれのアポイントメントに必要な時間を示した治療計画書を作成する。総治療費をその治療に要する総時間数で割る。予約担当者は1時間当たりの生産額を決定して、その患者の予定表をつくる責任がある。そうすることで毎日の生産目標を達成できる。

 

 

 

マークス「完全歯科医業学」:377

歯科医師・山田忠生

 

20ー3 診査に投資することを望まない患者

「どうして完全な診査にお金を支払うのですか。私が治療をしないことになれば、ただ単にお金を無駄にしたことになります。」

歯科医師は確かに、ほとんどの費用の危険性が何であるかを見逃してきた。従って、状況にてを下さなくてはならないのである。

「どうしてそのようにいわれるのでしょうか。あなたは診査によって必要とされるものが明らかにされる、そのような歯科治療を受ける余裕がないとかんがえておられるのでしょうか。」(患者は、そうだと認める。)「お認めいただいて、ありがとうございます。それで物事が一層わかりやすくなります。このような事態で同様の状況にある患者さんに、しばしば遭遇することは確かなのですが…。」