歯科医師・山田忠生
■歯とともに存在する「歯根膜」ー1
歯科医師・山田忠生
■歯とともに存在する「歯根膜」ー1
歯科医師・山田忠生
スタッフミーティング
スタッフミーティングは、すばらしいスタッフをつくりあげ、それを維持していくために不可欠なものである。そこでは新しい目標、注目するべき分野、患者とスタッフに満足を与えるための方法、そして技術的能力などを決定して、積極的な進歩を目指す。
私たちは毎月1回、昼食時に2時間の定期的ミーティングをもっている。メンバーは交代制でミーティングの議長をすることになる。議長には議題と、昼食の選択という責任がある。スタッフはミーティング前に自分の名前を書いて、協議事項を提出する。書記は議事録をとる。
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そこで、ガンマしあk氏は自奏多利の割合を25ドルと設定しているので、リコール診査として37,5ドル(おそらく実際には35ドルか、40ドル)を請求することになる。患者はこのような費用を支払うだろうか。確かに快く、もちろんそれが適切に提示されたとすれば、そしてその最初の提示は治療の最終来院時にするべきである。
この章の前半では最終(当初治療の)来院時のリコールの提示を、”いくつかの決定するべき要因”のために延期してきた。いよいよその方式について述べる時期である。
「あなたのお口のチェックする診査のために、〇か月後に来院される必要があると思います。というのもあなたの歯肉と右上第2大臼歯のエナメル質の状態を診なければなりません。もちろん、同時にあなたのお口の他のところも何か予期しないことが起こっていないのかを調べます。この方法で将来の治療を最小限にすることが期待できるのです。多分、毎回のリコールの最後にはお口の清掃を行います。終了後、歯肉が放置されているようであれば、何が生じているのか、あるいはエナメル質の欠損部がムシ歯になっていないかなども、あなたは十分に認識することになると確信します。
歯科医師・山田忠生
レター・システム
あなたのレター・システムは、私のシステムとは異なっているだろう。レター・システムは、その人の歯科哲学についての考えを表現するべきものである。ここでは、私のレター・システムについてどのように教育や動機づけ、記録に役立てているのか、自分の行っていることやその理由を記録して、残しておくのにどのように使っているのか、わかりやすくまてめたものを紹介しよう。
12年間、レター・システムを活用してみたが、診療に利用すれば次のことができると思う。
1.あなたが他人と異なっており、徹底してやる主義であるということを実証し、納得させる。
2.患者とのもう一つのコミュニケーションの方法となる。出会って、直接に話すことにはならないが、それを補強することになる。
3.あなたが患者に行った指導や、忠告の正確な記録となる。医学的にも法律的にも、これは利点である。
以下、略。
歯科医師・山田忠生
1歯の破壊された歯を修復するには、しばしば2歯を調整する必要のあることを患者に説明すること。ときに、ひび割れた歯は対合する歯が原因であることがあり、歯の破壊部位を修復する前に、”とがった咬頭”を除去するために調整する必要がある。限定的な咬合調整で対合はを短くして再形成することに失敗すれば、破壊された歯への新しい修復物の寿命を短くする可能性がある。
セラミック製人工冠は、常に咬合が高いと思われる。
人工冠、特にジルコニアセラミック冠は、咬合面上でのこすり合わせや、セラミックを通しての歯折や、こすり合わせることを避けるために、完璧に装着されなければならない。
人工冠は当初は良好であったとしても、歯頚部マージンではV字型の欠損がありうる。歯頚部欠損は、歯のたわみに起因する歯への兄弟な力と関係しているかもしれない。このような個所の修復はコンポジットレジンよりも、グラスアイオノマーを含んでいるレジンで修復するのが最善である。しかし、欠損の原因を特定して治療されるべきである。
歯科医師・山田忠生
非難叱責からは技術は習得されない。それは態度を変え得るのみである。補助者が技能を習得した後に過ちを犯したのであれば、非難することも順当なことかもしれない。叱責は手短で、要点を押さえ、あなたの気分次第でするのではなく首尾一貫したものであるべきだ。その後は、”捨て台詞”ではなく、短い称賛の言葉を続けるべきである。叱責の後に、「あなたは私にとって大切な人なのです。二度とこのようなことをしないだろうと信じています。」というような言葉をかけることで、その人は過ちを反省しようとする気持ちになり、挫折するようなことも少なくなる。補助者が自発的に改良していけるなら、叱責するのみにしておくように心に留め置くこと。そうでないなら、訓練をすること。あるいは、その人が希望する職場が他にあるのなら、自由にそうさせること。
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治療期間のかかる病気をもった患者や、さらに治療の必要な患者を管理していくには、患者に自発的に質問をするように持ち掛けていくことが重要である。こうすることで、患者に不安感がなくなる。質問もせずに、自分の考えを明らかにしない患者は、自分の身体に起こっていることに妄想を抱きがちである。これは治療の妨げになり得るものである。確かに患者は心配することもあれば、くよくよと考えることもあるだろう。患者が不安をもっているときには、例えば日常的な抜歯後の出血の注意事項や、薬の服用についての指示さえもはっきりと理解できない。したがって次のようなことをチェックするのが良い方法である。つまり、患者があなたの話した内容の何を聞いていたか、あるいは治療後の出血や痛み、その他の予想される事態にどのように対処するつもりかなど。指示を与えていく過程は、重い病気をもった患者に情報を与えていくのと同様の方法である。同じ方法を使えば、診療時間外に電話がかかってくることも少なくなるであろう。
歯科医師・山田忠生
歯科医師の中には、予防歯科医学は高度な改良された歯科医学的な能力をあまり必要としないと誤解している歯科医師もいるが、これほど真実とほど遠いものはない。予防により減少するものは修正の量であり、またその緊急の度合いであって、それによって最も優れた歯科医学を個人、あるいは保険患者のだれもが受けられるようになるのである。このような地位と歯科医師の多面性の保証を求める要望は別としても、小都市(あるいは歯科大学の教授会)でのように市民(あるいは歯科大学生)の最大の関心事が、歯科医師にこのような技術が備わっているかに向けられていることも現実としてある。もちろん、歯科医師は多くの分野で熟達し、多様性をもっているといえようが、10種競技の選手に例えるならば、地祇の項目に十分に通じているべきである。
歯科医師・山田忠生
■3)インプラントについて