パンキー歯科診業哲理:275

歯科医師・山田忠生

 

非難叱責からは技術は習得されない。それは態度を変え得るのみである。補助者が技能を習得した後に過ちを犯したのであれば、非難することも順当なことかもしれない。叱責は手短で、要点を押さえ、あなたの気分次第でするのではなく首尾一貫したものであるべきだ。その後は、”捨て台詞”ではなく、短い称賛の言葉を続けるべきである。叱責の後に、「あなたは私にとって大切な人なのです。二度とこのようなことをしないだろうと信じています。」というような言葉をかけることで、その人は過ちを反省しようとする気持ちになり、挫折するようなことも少なくなる。補助者が自発的に改良していけるなら、叱責するのみにしておくように心に留め置くこと。そうでないなら、訓練をすること。あるいは、その人が希望する職場が他にあるのなら、自由にそうさせること。

 

 

宝塚市長に要望:7

歯科医師・山田忠生

 

■2019年1月、私たち市民団体「ゆめ機構」は、市民ホールの建設を求めるため、新たに市民団体「宝塚市民ホール建設検討100人委員会」を設立した。

 

デンタル・コミュニケーション:123

歯科医師・山田忠生

 

治療期間のかかる病気をもった患者や、さらに治療の必要な患者を管理していくには、患者に自発的に質問をするように持ち掛けていくことが重要である。こうすることで、患者に不安感がなくなる。質問もせずに、自分の考えを明らかにしない患者は、自分の身体に起こっていることに妄想を抱きがちである。これは治療の妨げになり得るものである。確かに患者は心配することもあれば、くよくよと考えることもあるだろう。患者が不安をもっているときには、例えば日常的な抜歯後の出血の注意事項や、薬の服用についての指示さえもはっきりと理解できない。したがって次のようなことをチェックするのが良い方法である。つまり、患者があなたの話した内容の何を聞いていたか、あるいは治療後の出血や痛み、その他の予想される事態にどのように対処するつもりかなど。指示を与えていく過程は、重い病気をもった患者に情報を与えていくのと同様の方法である。同じ方法を使えば、診療時間外に電話がかかってくることも少なくなるであろう。

 

 

バークリー予防歯科の概要:223

歯科医師・山田忠生

 

歯科医師の中には、予防歯科医学は高度な改良された歯科医学的な能力をあまり必要としないと誤解している歯科医師もいるが、これほど真実とほど遠いものはない。予防により減少するものは修正の量であり、またその緊急の度合いであって、それによって最も優れた歯科医学を個人、あるいは保険患者のだれもが受けられるようになるのである。このような地位と歯科医師の多面性の保証を求める要望は別としても、小都市(あるいは歯科大学の教授会)でのように市民(あるいは歯科大学生)の最大の関心事が、歯科医師にこのような技術が備わっているかに向けられていることも現実としてある。もちろん、歯科医師は多くの分野で熟達し、多様性をもっているといえようが、10種競技の選手に例えるならば、地祇の項目に十分に通じているべきである。

 

 

修復歯科医学と咬合調和:3

歯科医師・山田忠生

 

患者が新しい修復物上で噛み合わせが離れているようだと語った。

歯を乾燥させ、赤色のような明るい色の咬合紙で歯をこすり合わせる。青色のような異なった色の咬合紙上で、最大咬頭篏合(MI)でカチカチと噛ませる。診査上ではブルーはすべての歯にみられ、前歯ではブルーは赤いラインとともにあるべきである。臼歯上に赤いラインを認めることや、青い点が1ミリ以上に大きいようであれば、作業測と非作業測に干渉が存在しており、それは噛んだ感じを変化させるために、そして筋肉の活動、歯の摩耗、頭痛をさけるために取り除く必要がある。

 

 

マークス「完全歯科医業学」:357

歯科医師・山田忠生

 

2・リコール費用は歯科医師の1時間当たり、1時間半当たりの割合の生産と釣り合わなくてはならない。歯科治療は当初に完了していれば、リコールでプロフィラキシス以上の治療をすることは少ない。そうであるから私たちが認めたように、費用が釣り合うことが少ない当初の診査とは異なって、歯科医師はリコール診査時間に対して適正に報われなければならない。(すべてを完全な歯科医学にささげた歯科医師が以前に話したことだが、「リコール診査に対して適正な費用を請求するという権利を確立していなければ、すべての私の患者は最適なコントロールを喜んでいるが、わたしは厳格にリコールを実施して、その結果として餓死する日を迎えることになるだろう。」)

 

 

シュースター「卓越歯科医業学」:223

歯科医師・山田忠生

 

全体の結果を記載し、治療の必要性を示すことにより手遅れにならない間に、完成させられるであろう全体的な治療計画の概念の”タネをまく”ことになるのだ。患者に将来を見通すことを援助しているうちに、大多数の人があなたの治療計画の内容に従っていくであろう。

 

かつて、ホールディングプログラムにしていた患者が、さらなる治療を求めて来院してきた。ときには患者はマスタープランを所持しているので、変化が生じているか、治療計画の変更を必要とするのかを診ることになるのである。

 

 

ザ・デンタルフィロソフィ:154

歯科医師・山田忠生

 

長期にわたって互いがつき合っていくためには、私たちは問題を直視して、直ちにそれを処理する能力を開発しなければならない。スタッフは同時に成長していくこともあれば、別々に成長することもある。未解決の相違点は次第に増えていき、処理しない限り無くなりはしない。チームワークの最も重要な原則は、決してメンバーの陰口をしないことである。2人のメンバーが衝突したときには、対面させて問題を直視させることである。

歯科医師とスタッフの間に種々の問題が未解決のままで2年以上経過したとすれば、互いに勝手な方向を向いてしまうことになる。

作業手順を達成していない人がいる場合、直ちにその事実を知らせるべきである。間違った点と、それが組織に及ぼす影響を指摘する。その後、数秒間の沈黙をとり、その衝撃を実感させるのである。あなたがその人を思いやっていることを自覚させる。不満に思っているのはその人に関してではなく、仕事についてであることを認識させる。訓戒はその誤った作業を行った直後に行わなければ、将来の行動に良い影響を及ぼすことはない。直ちにフィードバックすることで、あなたは1回に1つの行動のみを処理することになる。行動は一層明確になるのである。