バークリー予防歯科の概要:255

歯科医師・山田忠生

それは家族全体の問題です
お子さまが、重症のウ蝕や歯肉疾患をおこしている場合に、その抑制法をお教えする相手は、あなたです。病気のパターンというものは、家族代々引き継がれている。例えば、昔のことわざに「軟弱な歯は、一家の血統」というのがありますが、まさに的確な表現といえます。広範囲にわたってウ蝕をおこしている子どもを助ける前に、ご両親に自分たちの口を1日1回清掃する方法を理解してもらい、その真価を認めていただけなければならないのは、もう明かです。家族の歯科疾患コントロールということが、先ず第一のゴールです。

ドライマウス:夜間の口の中はカラカラ!

歯科医師・山田忠生

唾液の分泌量は、見事に口がさまざまに機能している起床中と、夜間とでは約3~4倍の量的差が存在している。夜間に目覚めたとき、あるいは朝の起床時には口はカラカラであっても不思議ではない。
就寝前にしっかりとプラックコントロールをしているとはいえ、夜間にその少ない唾液中で細菌繁殖がおこっている可能性もある。そこで、なにはともあれ起き抜けには、しっかりとうがいをすることを薦める。

エクセレンスの追求:45

歯科医師・山田忠生

次に誠実さ、信念ということについて話をしていきます。この信念ということの意味合いは、何かが起こることの本質を表すものであるということになります。そして本当に、それが起こることの保証でもあります。この誠実さ、信念というっものは必ずもっていなければならないもの、自分に対しての誠実さ、他人に対しての誠実さ、国に対しての忠誠心につながります。そしてこれが成功を求めていくためには、この誠実さがあるか、ないかによって方向が定まるわけであります。この信念ということによって、自分の進むべき方向がきまってきます。
そして又、他人のために何を行うのかということに対するコミットメントにもつながるわけであります。私たちがここに存在するのは、すべて神からの賜物であります。そして、私たち自身に対して私たちが与えるということは、神に対するお返しであります。

マークス「完全歯科医業学」:388

歯科医師・山田忠生

費用を提示した後で、材料についての質問が生じた場合には、歯科医師は全面的に失敗したと言えるだろう。何よりも歯科医師は費用を正当化しようとする防衛的な立場を強いられることを避けなければならない。材料そのものの話題に入り込んでしまうまでに、そこから引き揚げようと試みるが、あまり成功しないのである。
初回と、2回目の来院中の純然たる好奇心や、あるいは興味以外から起こってくる疑問には、このように対応する。
「とても良い質問だと思います。率直に言って、あなたのお口にはどのような修復が必要なのか、そのためにはどのような材料を使うのか、まだ私にはわからないのです。ご存じのようにいくつかのーーポーセレンや金、銀など――選択するものをもっております。そして、それぞれに優れた点があります。つまり審美性にすぐれたものもあれば、耐久性のよいものもあります。私がすることといえば、どの材料でそれぞれの歯に求められることを満足させられるかを、決定することなのです。

パンキー歯科診業哲理:307

歯科医師・山田忠生

返答を複唱すること.正確さを期するために記述する前に、あなたがどう正しく聴いたのか、患者の返答を複唱すると良い。往々にしてこのときに患者は訂正や追加をするものである。
明確にすること.より深く理解するために、さらにくわしく質問していくことも良いことである。例をして挙げるなら、「あなたが感じておられる痛みについて、もう少しくわしくはなしていただけませんか。」、「矯正治療は何歳のときに完了しましたか。」
視線を合わせること.患者とうまく視線を合わせながら、患者に対して話を聴いており、理解していることを知らせることは大切なことである。単純に「ええ。」とか、「うん、うん。」と答えることが話を聴いていること、そして必要なら追加してもよいことを知らせることになる。

宝塚アートマラソン’04・ヒストリー:11

歯科医師・山田忠生

まったく現象としては異なる次元の話であるが、さまざまな課題を抱える「宝塚」の都市としての在り様も、さかのぼればどこまでもその要因をたどっていくことはできるだろう。そして、不透明となり、解決不可能な大きな問題となり、今を生きる個人の力ではどうにもならないとう結論とともに、思考停止状況に陥り、結果、何にもできなくなり、不満が残り、あきらめが生じる。

私は「宝塚らしあ」を大きく失ってきた時点を、多くの人びとの記憶に新しい1995年に置く。もちろん、ボランティア活動が活発になったのは阪神大震災の結果であることは事実であり、さまざまにプラスの変化も見受けられる。しかし、ものの豊かさより、心の豊かさの大切なことを実感したと言いながら、前後して起こった長引く不況とともに、ものの豊かさを追い求めにくくなると、心の豊かさの充足も置き忘れたような事件(個人レベルから企業、国家にいたるまで)が多発することは、どうしたことだろうか。

ドライマウス:最後が唾液?

歯科医師・山田忠生

基本的に水分摂取量は、優先的に尿、糞便、汗などによって排出されるので、唾液として口腔内に排出されることは少ない。そのために積極的に水分を吸収することが、ドライマウスを防ぐことにもつながる。

デンタル・コミュニケーション:156

歯科医師・山田忠生

開放的・閉鎖的
人が新しい考えや思想に対して開放的であるのは、その状況に満足して、安心しているとき、そして恐怖心や心配もなく、新しいことを考えるのに必要なエネルギーのあるときなどである。
ひどく疲れているときや、ひどい痛みのあるとき、あるいは恐れ、憤り、悲しみが大きいときには開放的にはなれない。しばしばこのような内面状態は、身体の姿勢に現れるのである。

質問:都議の図は開放的、閉鎖的のどちらを現した姿勢かを決定せよ。
回答:図1、2,5は新しい考えや、思想に対して開放的な姿勢であると考えられる。そのほかは閉鎖的であると思われる。図3、4のような姿勢をとる人が開放的であることは少ない。

ザ・デンタルフィロソフィ:172

歯科医師・山田忠生

生産計画
毎朝7時40分に予約担当者と会って、その日の優先事項、診療内容、予定について検討する。私にかかってくる可能性のある電話について秘書に知らせておく。秘書は患者からの相談事や、時間についての要望を私に連絡する。また、このときに手紙を口述すること、会合の準備、そして計画の決定と行う。現在は12時からの90分間を昼食時間にあてている。運営管理責任者はその日の生産計画に従って、緊急患者用の時間帯を決定している。通常、1回30分の時間を1日に2回確保している。4時は共診断と治療計画を話すアポイントメントの時間である。このコンサルテーションの間に、アシスタントは治療室を清掃し、翌日の準備をする。コンサルテーションのないときは、私は技工室で仕事、あるいは電話をかkることや、翌日の計画を立てることに時間を使っている。

顎関節痛の軽減:8

歯科医師・山田忠生

8.特定の行動や食事をさける
特定の趣味をすること、あるいは特別な食事をするときには、無理に口を開けることや、顎を大きく動かすことがある。どのような犠牲をはらっても、以下のことなどは避ける。

固いものをや、カリッとした食べ物
ため息をつくことや、大声をだすこと
しっかりと噛む必要のある食べ物
大量に飲む
チューインガム