パンキー歯科診業哲理:300

歯科医師:山田忠生

受付秘書やアシスタントが、あなたを患者に紹介するときに特別な方法を用いるようにDr.パンキーは提言している。つまり、「ジョーンズさん(抑揚を挙げて)、こちらがパンキー先生です(声を下げる)。」これには2つの意味がある。第1に、スタッフと新しい患者との間には”正式に”あなたを患者に引き渡すだけの、積極的な気持ちや関係が確立していると認めさせることである。第2には、遠回しな表現であなたが称賛する機会をあたえてくれる。「ジョーンズさん、初めまして。ウィリアムズさんのご紹介でご来院される方とお会いするのは、とても光栄なことです。といいますのも、ウィリアムズさんは歯科医学の最高の伝道者の一人なのです。」
この賛辞には2つの意味が含まれている。つまり、ウィリアムズ夫人が友人を紹介してきたときには、その人の最大の関心事を心にかけていたということを理解しているということ、そしてウィリアムズ夫人のあなたへの仕事への支持をも表現している。新しい患者にはどのようなときでも誠実で、心から話をすることが大切である。ありきたりの話し方では役に立たない。

シュースター「卓越歯科医業学」:208

歯科医師・山田忠生

不正咬合

不正咬合――これは咬合調整や、矯正治療の後に送る。
ここでもう一度、患者に話したことや、患者のために行っていることを強調しておくと効果が持続する。患者があなたのところで治療を進めていく期間中に、患者教育を続ける。
私の目標は、患者を満足させて患者を伝道者のようにするということは、患者のためにしていることで、その真価をわかってもらうという意味があることを忘れないでほしい。深刻に悩んでいない患者は、歯周病や咬合調整などで歯を失うことがないと、私たちが行っていることを本当に理解しようとしてくれない。
私たちは、自分たちの仕事の真の意味をわかってもらうように患者教育をし続けなくてはならない。そうでなければ患者はどのようにして、私たちの行っていることを認識するというのだろうか。

マークス「完全歯科医業学」:383

歯科医師・山田忠生

「どうしてお尋ねになったのでしょうか。」と質問をしても、その根拠を明らかにすることが困難であれば、綿密に調べなくてはならない。「あるタイプの材料を使用するときに、歯を削る量が多くなるのではと心配しておられるのですか。使用する材料に何か好みがありますか。それによる費用の違いに関心がありますか。」
問題が費用にあるときには、使用材料の費用は、比較的に個々の修復物の価格には関連がないということ――相違があるのは、材料を使うにあたって求められる技術とサービスであるといって過言ではないといえる。そして、歯科医師は”最善”を、最も高価なことと近藤している”最善を希望する”患者について、気を配っていなければならない。
明らかになった患者の関心事と、それらを和やらげるために採用される教育的な手段の間違いのない判断から、材料に関しての質問に含まれている意味することは、3回来院方法の中の、どの段階で生じてきているかで異なっている。

バークリー予防歯科の概要:249

歯科医師・山田忠生

 

診査のアポイントメントのとき、受付は母親とあいさつを交わした後、電話での初めての依頼の内容を再確認する。母親から質問でもあるようなら、その機会を与える。しばらく経過して、母親がくつろいでいるときに、子どもが診査を受けている時間を利用して、受付は母親に互いがmっと交流を深めたい旨を説明する。

受付は補助者を呼び出して、子どもをレントゲン診査のため診療室に連れて行ってもらった後、母親とともに数分間を使って、家族の2世代前の人びとの歯科健康パターンについて話し合う。母方、父方の祖父母の歯の健康状態に関心を集中させる。また、受付は母親と、その兄弟の歯科疾患パターン(その感情面、身体面での重要性、家計費への影響など)について尋ねて、さらに母親がどのようにして子どもたちの歯科健康パターンの発達と、自分や夫のパターンと比較するかといったことについても話し合う。

 

 

エクセレンスの追求:43

歯科医師・山田忠生

 

これを歯科医師に置き換えますと、まず技術的にすぐれたものをもっていなければならない。そして、自分がしていることを楽しみ、より良いものを目指さなければならない。それから自分のしていることが他の人のためになっているのだと信じていなければならないということになります。バックパッカーなどのように頂上に登っていく人と同じように、名手といわれる歯科医師になるためには、長くけわしい道のりが待っています。その道のりの途中で、ときには休んで、自分の成し得たことを確認するという時間も必要であります。ただし、チャレンジはまだまだ続くのであります。そして、たどり着きますと自分が成し得たこと、ベストなことということに対する考えがわいてきます。しかし、そこでもっと他にも登るべき山もあれば、もっとチャレンジすることはあるのだということに気づくことがあります。現在、あなた方がどれ程に優秀であろうとも、それ以上にベターであるということは他にもあるはずであります。

パンキー歯科診業哲理:299

歯科医師・山田忠生

 

アポイントメントの後、スタッフが患者を知ろうとしなければならない次の機会とは、初めての出会いとなる第一印象である。新しい患者はどのようなイメージを感じさせるだろうか。外観から見分けられる健康状態はどうだろうか。服装や、”身につけているもの”が、何かその患者の関心事やライフスタイルを物語っていないだろうか。何かそのようなレッテルを患者は見せつけていないだろうか。

新しい患者が心配をすることや、不安な気持ちでいるのであれば、スタッフは患者を知るにあたってあなたを同様であるように十分に訓練されておくべきであり、そうすることで患者を楽にさせるのに役立つような存在となりうるのである。患者に出会ったときには、自己紹介をして患者にどう呼ばれたいかを尋ねる。たとえば、「こんにちわ、ワタシはパムです。マリーとお呼びしましょうか。それともジョーンズさんの方がよろしいでしょうか。」通常は自分より年上の人には、Mrs,、Ms.、Mr.をつけ、年下の人にはくだけたファーストネームを使う。受付秘書が年上の患者にもファーストネームを使いたいのであれば、患者の了解をとることが賢明である。

 

 

 

顎関節痛の軽減:6

歯科医師・山田忠生

 

5・ストレスを減少する

顎をゆるめて、リラックスさせるために瞑想法を利用する。ヨガのエクササイズは筋肉のストレスを和らげるのに役立つ。そして、ガーデニングはあなたの心を穏やかにして、顔をリラックスさせるすばらしい行動である。

6・顎を鍛える

顎のエクササイズは、関節を動きやすくする。顎のエクササイズには次の3つのタイプがあり、痛みを軽減するために組み合わせて利用する。

顎に圧力をかけながら、口を閉じる必要がある。最初のステップでは親指を顎の下に置く。次いで、人差し指を口唇と顎の付け根との間に置く。そしてその指と親指で顎を下方にやさしく押しながら口を閉じる。最後に、親指と他の指とで顎をやさしく下方に押しながら口を閉じる。

 

 

 

デンタル・コミュニケーション:150

歯科医師・山田忠生

 

質問:「痛みがひどくなれば、この錠剤を1錠飲みなさい。」と話す、あなたの言葉は患者にとってどのような意味をもつか。

回答:患者はこのように解釈するであろう。

  ●歯科医師は、少しばかり痛みがあってもよいと考えている。

  ●薬効が強力なので、多く飲んではいけない。

  ●一度に2錠飲んではいけない。

  ●他の方法で痛みをとろうとしてはいけない。

  ●薬を飲めば、どのような痛みもなくなる。

  ●薬はひどい痛みにんぽみ効果がある。

  ●飲む必要がなければ、薬は飲んではいけない。

  ●痛いときには、他の薬ではなくこれを飲むこと。

  ●痛みのあることは重要なことであるから、注意を払うこと。

 

私たちが意図したことと、話したこと(どのように受け取られたか)との間には、しばしば驚くほどの違いがある。あなたが言葉の意味するものを解釈することが、あまり経験していなければ誰かと以下の練習をして、それぞれが学んだことを話し合うことを薦める。練習のルールは以下の通りである。

 

 

 

 

 

シュースター「卓越歯科医業学」:207

歯科医師・山田忠生

 

プラックを除去するには、特別なものは必要ではありません。フロスか歯ブラシ、あるいは他の簡単な補助道具だけでできます。プラックを取り除くということは、歯の病気の原因を取り除くということです。歯肉の溝の部分も、痛みを感じることなく容易に清掃できます。歯周病は、この歯肉の溝から始めるのです。

あなたの目標はプラックをコントロールして、お口の中を完全に清潔にしておくことです。プラックがなければムシ歯も、歯肉の病気も進行することはありません。あなたの将来は明るく、歯に必要な手間さえかけておくと出費も防ぐことができ、そして将来に何度も歯を治療し続ける必要もないという自信をもつことができます。このプログラムで成果をあげれば、より少ない出費、より少ない不快感で、おいしく食事のできるお口と、一層幸せな笑顔を得ることができるのです。

あなたに力をお貸しすることは、私たちの喜びであります。疑問なことがあれば、どうぞ遠慮なくお話しください。

マイケル・シュースター、D.D.S.

 

 

 

 

マークス「完全歯科医業学」:382

歯科医師・山田忠生

 

費用や痛みへの恐れを隠しているか、あるいは特に材料と結びついた先入観や偏見を秘めていることがある。状況を管理していく上で歯科医師は基本的な考え――完全な診断と効果的な治療――から、材料やそれに付随して変わってくる価格などについての、商業ベース的な議論へと関心がそれていかないように備えなくてはいけない。

最初の段階では、そのような質問を行ったのか、その本当の理由を明らかにすることにある。「とても良い質問だと思います。ところで、どうしてお尋ねになったのでしょうか。」

好奇心が動機となっていることが判明すれば、修復物のタイプや使用する材料は、まったくその治療する目的に適っているものであるという簡単な説明で、ほとんどの場合は患者は満足するのである。審美的なことを含んでいる場合には、治療計画を決定する前に要望について考慮を払い、詳細について話し合いをもつという保証を、通常は与えることになる。しかしながら、危険性については教育によって対処されなければならない。