歯科医師・山田忠生
歯科医師・山田忠生
コミュニケーションの専門家がもっている正しいと思われる概念は、以下の通りである。
1.コミュニケーションは状況を離れては意味をもたない。コミュニケーションの意図することを十分に知るためには送り手、その状況、そして受け手となる人をしらなくてはならない。
2.学生が先生を十分に理解できるようになるには、文化的、人種的背景が異なれば異なるほど、その時間は多く必要となる。
3.メッセージの最重要面というのは、受け手が受容したメッセージの部分である。
歯科医師:山田忠生
20ー4 病歴質問に抵抗する患者
「先生は、どうして私の健康について質問をされうのですか。前の先生はそのようなkとはありませんでした。」
この本の中で主張している完全な病歴をとるということは当然のこととして、これまでに同様な経験のない患者にとっては驚きとして反応することになるが、若い歯科医師は病歴をとる前に、その目的を明らかにするということに失敗しているのである。今、それをしなければならない。
「驚かれるのは、よくわかります。しかし、あなたが歯と健康との明らかな関係について立ち止まって考えようとされなければ、そのように話されなかったかもしれないのです。多分、このようなことをお聞きになったことがあると思いますが、身体に不調や頭痛のある方が感染した歯を抜くと、その状態が治ってしまったということがあります。一方では、歯と歯肉のトラブルはビタミンの欠乏、貧血、そしてそれ以外の健康状態の結果として起こるということです。
歯科医師・山田忠生
第4段階:長い目でみたゴール地点は、あなたの歯の保存です。ほんの少しやっかいなことを我慢すれば、快適さと幸福の微笑みが生まれます。家庭で行うお手入れが、最も大切なことなのです。そして、私たちは定期的にあなたのお口をチェックしましょう。予防のためのお手入れを忘れずにすることは、お口の状態と、あなたの個人的な必要性を守ることになるのです。
この重要な保存計画を、あなたに実行できる日を楽しみに待っております。
歯科医師・山田忠生
歯科医師も、そうであります。本当にマスターになりたい、本当に名医になりたいと思う場合には、その態度、そしてそのようになりたいという望みがどうしても必要であります。あの山の頂上に登るということは、マスター・デンティストになるのと同じような意味をもっています。つまり、そこへの道のりといいますのは遠く、そして困難な道であります。頂上へ到達するためには技術が必要であり、前向きに登り続けるという態度が必要であります。そして何か本当に困難なことにぶつかったときには、どうしても山の上まで行くのだという強い望み、欲望が必要です。ビル・ロジャース、彼は有名なオクラホマのカウボーイですが、勝利するためには今、何を自分がしているのかを知っていなければならない、そして自分がやっていることを好きでなければならない、そして自分がしていることを信じていなければならない、と言っております。
歯科医師・山田忠生
12 目標指向の小児歯科医学
この小児歯科医学の管理という概念は新しい原理の応用というよりは、歯科大学で学んだ考えや方法を放棄することによって発達してきた。
著者がこのことを初めて完全に把握したのは、養成期間中の仲間の歯科医師と接したときであった。その医師たちが新しい概念を臨床の手段に組み入れようとしているのを見るのは痛ましいことであったが、同時に啓発的でもあった。それをみて、歯科医師が高度の予防小児歯科医学に成功しない理由が明らかになった。私たちの最大で、最も困難な問題は歯科医師に以下のことをやめさせることであった。