歯科医師・山田忠生
あまり多くはないが、患者にとってお金が大きな考慮対称ではないと指摘するような場合は、ほとんどといって歯科医師が十分に教育を行わず、現代歯科医学の対象や完全な診査の目的を明らかにしなかったので、患者が疑っているのではないかと思われる。
歯科医師がすでにするべきであったことを、ここで行うことによっても患者の疑いを鎮めることができなければ、患者を失うことになるであろう。
歯科医師・山田忠生
あまり多くはないが、患者にとってお金が大きな考慮対称ではないと指摘するような場合は、ほとんどといって歯科医師が十分に教育を行わず、現代歯科医学の対象や完全な診査の目的を明らかにしなかったので、患者が疑っているのではないかと思われる。
歯科医師がすでにするべきであったことを、ここで行うことによっても患者の疑いを鎮めることができなければ、患者を失うことになるであろう。
歯科医師・山田忠生
話し合いましたように、ひとたびムシ歯や歯周病をkんトロールしてしまうと、あとは最終的決定的な方法で治療するか、それとも一時的な方法で治すのかを選択することができます。
私たちはあなたに賢明な選択をしてもらうよう責任をもっています。あなたはすでにプラス、マイナス両面をご存じなのです。現在、そして未来のご自分の健康のために、どうすればよいのか決めることができるでしょう。
第1段階:ムシはと歯肉の病気の制圧。将来に起こる問題を予防して、発生してもコントロールできるように、私のスタッフが知識と情報を提供します。
第2段階:噛み合わせを調整する。これは歯と歯が調和するようにして、歯や、歯を支える骨、それに関節や顔の筋肉にかどの圧迫が加わらないようにする段階です。
第3段階:討議したような修復作業を始める。
歯科医師・山田忠生
新しい患者については初回のアポイントメントの前ですら、非常に多くのことを得ることが可能である。受付秘書が洞察力をもった人であれば、この分野では大いに役立つ。アポイントメントの電話をしてきた患者は心配そうであったか、厚かましそうか、冷淡か、懐疑的か、友好的、それとも積極的に感じられたかなど。患者は問題点についてどのように話したのか、あるいは前の歯科処置について何か話しただろうか。誰かの紹介があったのか。新しい患者に紹介者を尋ねるのには2つの正当な理由がある。まずは、類は人を呼ぶのことわざ通り、紹介者がわかれば新しい患者に関しても多少は推測することができる。次いで、紹介者に対して手紙や電話でお礼を言うことができる。電話ではその新しい患者についてさらに情報を得ることができる。
歯科医師・山田忠生
10 非言語コミュニケーション
非言語コミュニケーションとは、2人の人間の間に成立する言葉以外のコミュニケーションのチャネルである。
質問:以下のどれが非言語コミュニケーションか。
A.声の抑揚、調子、声量
B.身振りや姿勢
C.接触(タッチ)
D.衣服や身体の手入れ
E.身体間の距離
F.顔の表情
G.肌の色(青白い、バラ色など)
H.歯の管理
回答:上記のすべては非言語コミュニケーションである。このような非言語コミュニケーションは言葉によるコミュニケーションに脈絡をつけ、言葉に補足的な意味をつける。そして、ときには話し手の本当の感情や、思考の意味すること(言葉とは正反対のこともある)を隠すこともある。よくある例だが、言葉では賛成を表明しながらも頭を横に振っていることがある。あなたなら、どちらを信じるか。言葉か、そうでない方か。行動は言葉より雄弁なのだろうか。
歯科医師・山田忠生
生産目標を立てることは必要なことであり、非常に重要なことである。しかしながら、現実に即した予算を立て、経費をコントロールすることの方が利益を上げるのに貢献しているのである。多くの歯科医師が高所得の得られる医業の達成ばかりに熱中し、諸経費の増加をまったく無視している。
これがオフィスや、家庭において計り知れない経済的ストレスを引き起こしているのである。
歯科医師・山田忠生
3.必要とする人のための完全な診断と、長期的な計画。
4.必要とする人のための疾患管理教育。これにはい赤のものを含む。
A.健康を維持するための長期的な疾患管理教育
B.ウ蝕や、歯周疾患などのための栄養に関するカウンセリング
C.(必要なら)指導下の自分の行う定期的な歯の表面へのフッ化物塗布
5.申し出のあった人への長期的な修復歯科治療。合理的に健康を維持しようとする人々が優先される。
歯科医師・山田忠生
固定経費と、ある程度まで変動経費とがわかれば、そこから1年.1か月.1週間.1日の生産目標が決定できるのである。たとえば、昨年200日働いたと仮定してみる。そして総事業経費(スタッフやあなたの給料、税金、退職準備金、材料費、賃貸料、技工費、その他)が25万ドルであったとする。1日当たりにすれば1250ドルである。診療時間が8時から5時までとする。あなたが患者を治療しようと、机の前で座っていようと、1時間当たりの経費は156ドルである。共診断が終了すると、適切な順序でそれぞれのアポイントメントに必要な時間を示した治療計画書を作成する。総治療費をその治療に要する総時間数で割る。予約担当者は1時間当たりの生産額を決定して、その患者の予定表をつくる責任がある。そうすることで毎日の生産目標を達成できる。
歯科医師・山田忠生
20ー3 診査に投資することを望まない患者
「どうして完全な診査にお金を支払うのですか。私が治療をしないことになれば、ただ単にお金を無駄にしたことになります。」
歯科医師は確かに、ほとんどの費用の危険性が何であるかを見逃してきた。従って、状況にてを下さなくてはならないのである。
「どうしてそのようにいわれるのでしょうか。あなたは診査によって必要とされるものが明らかにされる、そのような歯科治療を受ける余裕がないとかんがえておられるのでしょうか。」(患者は、そうだと認める。)「お認めいただいて、ありがとうございます。それで物事が一層わかりやすくなります。このような事態で同様の状況にある患者さんに、しばしば遭遇することは確かなのですが…。」
歯科医師・山田忠生
質問:あなたが充填処置を行っているとき、患者が非常に防衛的な態度をとった。患者が話をできると仮定したとき、あなたなら次の中でどれを選んで話すか。
A.さあ、楽にしてください。
B.こわがるようなことは、何もありませんよ。
C.緊張しておられるようですが、ご自分でも気づいておられますか。
D.不快感をおもちのようですが、その通りでしょうか。
E.不快感をおもちのようですが、何か私たちにできることはありますか。
F.あなたが緊張されたり、身構えたり、あるいは恐ろしく感じられらりするのは、どのような理由のためだと思われますか。
回答:C、D、Eは、あなたが気づいたことを患者に伝え、患者の心の中で起こっていることを確認している。Cは、患者に感情についての自覚に焦点をあてている。Dは、同じことではあるが患者の感情と、あなたのそれへの理解とが同じものであるかどうかを確認することに焦点をしぼっている。Eは、事態を改善しようとはしているが、あなたが間違った理解をしているかもしれないということを無視している。
AとBは、言葉のマジックの例である。そのように話すことで、そのようになる。言葉による癒しである。あなたが呪術医として振る舞うつもりであれば、これを使うべきである。実際には命令することや、話をした程度で他者を変えることはできない。
Fは、心理学的素養をもった患者に対する理想的な対応である。この対応は問題の核心をついているものであり、患者が理解でき、自分との考えとそれに伴う感情をコントロールできるなら、緊張は緩和される。しかし、心理学的なトレーニングを受けていない患者に使ってはいけない。
歯科医師・山田忠生
第2ページ 診断書の例
あなたは過去にムシ歯になられたことがありますね。口の中に見える多くの大きな詰め物が、その証拠です。長年にわたって、あなたは歯を何度も何度も治療されましたが、問題を引き起こす原因は何かということを、本当にご存じではないと思います。これはよくあることです。それを知らなくても、別にどうということはなにのですから。
ムシ歯は子ども時代の病気です。しかし、詰められた暫間的な充填物のアマルガムは、簡単に話しますと生涯で3回か4回、詰め替えなくてはならないのです。その結果、歯と神経にダメージを与え続けることになります。これが年齢を経てから、多くの人が大規模な根の治療と、修復治療を受ける理由です。ムシ歯は歯周病の予防方法を見せることも非常に意味があります。自分のムシ歯や、歯周病を自分でコントロールして、歯を治療されれば、今度はそれを”何度となく詰めなおす”のではなく、可能な限り長持ちする方法で治療することです。