ブラキシズム:19

歯科医師・山田忠生

 

マウスガードは、歯の摩耗や後退した歯肉を保護するか。

マウスガードの実装済みの効果の一つとして、歯の摩耗からの保護と、それを減速させることがある。加えて、咬合力を減らすことができる。口を大きく開けるほど、噛み切らねばならない力は小さくなってしまう。これはワニの噛み合わせと同じ原則で、口腔内の小さな木片は嚙み切ることができない。歯周組織のためには、マウスガードは咬合力にさらに効果的である、特に喪失歯があるとか、未治療の位置異常の場合で、歯肉退縮に関係した圧迫に、一層調和させるのである。ブラキシズムは歯周問題の悪化要因であり、マウスガードはリスクを抱えた人々に対して大いにダメージを予防することができ、動揺歯の寿命を延ばすことができる。しかし、呼吸困難と睡眠時無呼吸の場合には、警戒をする必要がある。このような場合には、下顎を動きやすくするマウスガードは多数の妨害物の発現を増加させ得る。この場合、睡眠に関してさらに完全に分析する必要がでてくる。

 

 

 

マークス「完全歯科医業学」:374

歯科医師・山田忠生

 

恐らくは、歯科医師は患者を置き去りにしたのだ。ある時点で理解不足から患者の関心は、無くなっていたのである。関心をもつことは当然なことであると、見なすことはできないのである。ときどき、”講義”には、「私の話していることがおわかりになっていますか。」とか、「何か質問はありますか。」と、中断して問いかけなくてはならない。あらゆる時点で、患者の反応をしっかりと観察をして、説明はそれに応じて適用するべきである。

一方では、患者は説明を理解はしているが、何かを悩み続けている。1本の歯、あるいはある状態(緊急ではない)を治療するように要求するのは、患者が自分は健全であると思っているということが、通常は根拠になっている。頑なで、強情だと思われる患者に直面したときには、歯科医師は調査を始めなければならない。

 

 

70歳からの歯科治療:20

歯科医師・山田忠生

 

■咬合関係を診査ー2

フェイスボーを使用して、顎関節に対する上顎歯の3次元的関係を記録する。

次いで、故ドーソン先生考案のテクニックを使って、咬合記録をワックスで採得する。

パンキー歯科診業哲理:291

歯科医師・山田忠生

 

情緒的訴えを、あなたやオフィスに付加すること

ロイ・ガーンによる4つの情緒的訴え――自己保存、金銭、ロマンス、承認についてはすでに述べた通りである。患者に対してこのような重要な動機づけ要因を使って、あなたのオフィスを強くアピールすることができる。以下にその方法を述べてみよう。

スタッフ全員が情緒的訴えを識別しそれを用いることができるよう十分に精通させておく。スタッフはこのような方法で援助することを理解し、喜んで行うはずである。情緒的訴えを認識することによって、非常にむずかさいい患者も扱うことができるようになる。その結果、オフィスの雰囲気は一層穏やかで、友好的で安心感のあるものとなる。

 

 

デンタル・コミュニケーション:141

歯科医師・山田忠生

 

中には他者を信頼することができないために、頼らざるを得ないような状況になることを避けようとして、自分の生き方を変えねばならない人もいる。飛行機の嫌いな人とは基本的に応用力学、パイロット、地上管制官、電子工学、そして機械などを信頼できない人なのである。他者に何もまかせず、頼らず、危害を恐れて眠ることもできず、すべてのことをコントロールしていけるだろうか。他者を信頼できない人のもつ重荷を、あなたは実感できるだろうか。

患者があなたを信頼していないことを軽視してはいけない。お互いにとって重大な問題である。この問題の大きさを考慮するべきである。自覚するべきことは、あなたは口にしたことは実行しなければならない、そして治療中の患者に何を感じてほしいと思っているかを、はっきりを述べるべきであるということである。

 

 

バークリー予防歯科の概要:239

歯科医師・山田忠生

 

メンバーが何か行うのを励ますための第一の試験的アプローチは、普通の人であれば自分の良さを競い合うものだという一般的な過程に基づいてきた。しかし、この私たちのアプローチの方法は、後になって役に立たないということがわかった。仮定は実験より生み出されたものではないのである。

第一に、各個人は自己の能力のみを意識しており、それに従って行動する。彼らは外部の標準的なものを称賛し、あるいはうらやむこともあるかもしれないが、彼ら自身の能力を試すためにそれを刺激物として使うことはないのである。私たちは初めの18か月間に体験した失敗により、大変有意義なものを学んだ。個人というのは幼児から老人まで、権威が形を変えたような規律や規定、あるいは指示を通じて最初に伝えられるものには何であれ憤りを感じることもあれば、興味を失ったりする。

 

 

 

ザ・デンタルフィロソフィ:164

歯科医師・山田忠生

 

要約.毎日、私たちは新鮮な気持ちを失わずに仕事をしなければならない。”輝きを失ってはいけない。”権威主義的な方法から、スタッフの参画方式に変更することによって、より大きな効果を上げることができる。患者が私たちの努力や歯科医学の質を、そして同時に自分の口腔の健康状態を理解し、識別するようになったとき、私たちは飛翔し始めるのである。実際に歯科医師を見極める2つの資質がある。それは複雑な問題を解決する技術能力と、患者が歯科医師やスタッフから受ける印象に対する歯科医師の配慮の能力である。