シュースター「卓越歯科医業学」:238

歯科医師・山田忠生

 

そして、あなたが自分のお口を手入れして最も長持ちをする方法で、その個所を治療するためのマスタープランに協力することも、将来にわたって良い結果となるでしょう。レントゲン写真、研究用模型、歯周組織の診査をするなど、あなたについての歯科的、医学的な病歴を把握すれば、私はあなたの歯科疾患に対する感受性について、ずっと多くを知ることになるでしょう。そうすれば、あなたの計画を立てるのに役立ちます。あなたはこれまでに、治療に先立ってマスタープランをつくる歯科医師にかかったことがないようですが、これは納得できるものと思います。あなたはお金を節約でき、より快適に、よりよい立場で治療を受けられるでしょう。なぜなら、あなたは自分の無知に中の状態を知り、これからのお口の健康を管理することができるからです。次にあげるのは、診査の結果の大略です。質問がありましたら、予約していただき、それをおうかがいすることにいたします。

 

 

マークス「完全歯科医業学」:373

歯科医師・山田忠生

 

20ー2 なおも、1歯への充填のみを希望する患者

經驗豊かな歯科医師、つまりは現代歯科医学の物語を話して、破壊的過程の状況について説明をするような歯科医師に対して、その後ですぐに患者はこのように主張することがある。

「そうですか、先生。でも、私は面倒なことはしたくないのです。どうか、奥の歯をつめるだけにしても+らえませんか。」

歯科医師は提示することにその技術や能力を充ててきたのであるから、無理もないことだがまごつかされることになる。その歯科医師が經驗が少なかったり、あるいはしゃべり過ぎて患者が考えを表明する機会を与えなかったり、教育に時間を充当するには多忙すぎると思っているか、テクニックを記憶しておいて機械的にそれを並び立てるような歯科医師であれば、そのような返答を理解することもあるだろう。しかし、そうではないはずである。それでは、何が生じたのだろうか。

 

 

ブラキシズム:18

歯科医師・山田忠生

 

一部の歯科医師は、ブラキシズムは楔状欠損の原因ではないと考えており、それはあまりに強くブラッシングをすることであるとしている。あなたの考えは。

私は楔状欠損は多くの因子から成るものであると、つめり浸食(化学的摩耗)、摩耗(ブラッシングと咀嚼)、そして摩滅(ブラッシング)である。この3つの成分は人によってさまざまな程度で認められるであろう。歯冠と歯根との境のエナメル質は非常に薄いので、わずかなたわみであっても、容易に欠ける可能性がある。しばしば歯肉後退をしている患者には楔状欠損をみることがある。

 

 

デンタル・コミュニケーション:140

歯科医師・山田忠生

 

ひとたび、他者(歯科医師)を信じるようになれば、その人はこの信頼を普遍化しようとするようになり、このことはその人が信じられない人(歯科医師)に出会うまで続くことになる。ほとんどの人にとってこの信頼の発展とか欠如ということは、記憶の無い時代にまでさかのぼることができる。それは1歳ごろの両親との関係から始まっており、日々試しながら修正し続けていくのである。私たちは家族、友人、そして同僚を信頼することから始まって、他の一般の人びと、たとえばバスの運転手、飛行機のパイロット、道路のドライバー、銀行員、そして政府へと信頼は進展していく。拡大していくにしたがって、個人的にこのような人々を知っているのでもなければ、共通の経験をもったわけでもないのに、盲目的に信頼をよせwているということを自覚するようになる。しかしながら、私たちは他者を信頼するという漠然とした感覚をもっているからこそ、上記のような人々を信頼するのである。

 

 

パンキー歯科診業哲理:290

歯科医師・山田忠生

 

最初に見たときにはがっかりするだろうが(恐怖に駆られることはないにしても)、この種のフィードバックをすることによって信頼、信用、積極的な感情などを表明できるようになる。アメリカでは各地に、発声の指導者から、コミュニケ―ションのトレーナー、服装のコンサルタントに至るまで、あなたをよりよく表現させる職業の人びとが存在している。ここでの目標はあなた自身の誤ったイメージをつるくのではなく、真のあなたの姿を最高に表現できるように誰かの手を借りて行うということである。

 

 

歯福の講演会:3

歯科医師・山田忠生

 

■調査でわかったこと

全体数の割合では、私のオフィスに来院されます患者さんは、主に60歳代以降の方が圧倒的であり、口腔内保湿環境が良好な方の割合と、やや乾燥状態、かなりドライマウスな方の合計が拮抗した状態でありました。つまり、2人に1人はドライマウスか、それに近い状態ということです。

これをそのまま日本全体に適応しますと、65歳以上の日本人の約1.800万人がドライマウスか、その予備軍ということになります。

女性、男性別では、男性の方が高めの数字となりましたが、喫煙、コーヒー、アルコール摂取の影響かもしれません。

歯福の講演会:2

歯科医師・山田忠生

 

それでは、2022年度の「歯福の講演会」の講演内容をご紹介しましょう。

3つの実話に基づいた内容の話を進めていきますが、その前に昨今、私も対応に苦慮しています「どら馬椅子」の現状について、患者さんを対象に調べましたので、その結果を紹介します。

調査には、唯一のお口の乾燥状態を計測できる機器であります口腔水分計「ムーカス」(商品名)を使用して計測しました。

 

 

バークリー予防歯科の概要:238

歯科医師:山田忠生

 

彼らの選択するさまざまな行動を観察して書きとどめることは、大変興味のある研究である。家族の思考力は、診査を受けた後に報告される事実に向けられるからである。反応を示すのは個人であることはめずらしく、ほとんどが家族全体である。この結果へと導くテクニックは、欠くことのできないものであると思われる。というのは、そのテクニックは家族が深く感じ入っている責任感を鍛錬する機会を家族に与えるからである。実際、なぜムシ歯だらけの口に関して無干渉であった態度が、新しい環境によって変化し得るのか理解に苦しむが、現実はそうなのである。そして男女に限らず、今までにまったく気にもかけていなかったのにそのように変わり得るのか、わかり兼ねるのが事実である。それは個人と家族の双方へもたらされる著しい利益の、いずれの場合の結果でも明らかである。実際に診査の終わりにいくつかのアドバイスをと予定していた場合は何の反応も見られなかったが、その反面に個人の自発性と責任感とに委ねると、圧倒的に多くのケースで反応があった。この反応そのものが、主に休止の状態にあった医師団の実行力を象徴しているのである。医師団の実行力に伴い、健康も発展している。責任に関しては医師団もこの規則の例外ではないのである。

 

 

歯福の講演会:1

歯科医師・山田忠生

 

2022年11月、私は一般の人々を対象に「歯福の講演会」を開催しました。過去10数回に渡り、同様の講演会を開催してきました。

今回は思うところあり、その講演内容を加筆修正しながら、これからご紹介します。

このような一般の方々を対象とした講演会を開催したいと思うようになったのは、かなり以前のことになります。決して自らが望んで歯科医師になったわけでなく、大学在学中は何度も止めたいと考えたものでした。しかし、卒業してからのひととの出会い、得難い体験などから歯科医師であることに誇りを感じることができるようになったのです。

 

 

シュースター「卓越歯科医業学」:237

歯科医師・山田忠生

 

綿ssっ氏があなたにして差し上げる最も重要なサービスは、将来における歯の保存保護計画を立てることでしょう。ほとんどの人は歯の治療、あるいはクリーニングをするために歯科医師の許を訪れます。しかし現実には、これは歯の病気の原因を処理するということでは何の+にもならないのです。単なる応急処置にしかすぎません。むし歯や歯肉の病気を予防できるよう、また進行の過程をはっきりと理解していただけるように資料を提供することが、私にできる最も重要なことだと思います。