歯科医師・山田忠生
とりわけ最初の来院は、患者の全体像を眺め、密な関係を構築するための好機会なのである。情報を収集している間にも患者から感じられる快適さの程度、全身と口腔の健康への関心度、あなたへの印象、それ以外にもコミュニケーションに役立つことなら何であっても、すべて手がかりとなり得るものに気を配ること。
患者の現在の、そして潜在的なデンタルIQに関心をもちながら、同時に患者の社会学的、知的レベルにも常に興味を抱いておく。そうすることで、患者分類に着手できるようになる。
歯科医師・山田忠生
とりわけ最初の来院は、患者の全体像を眺め、密な関係を構築するための好機会なのである。情報を収集している間にも患者から感じられる快適さの程度、全身と口腔の健康への関心度、あなたへの印象、それ以外にもコミュニケーションに役立つことなら何であっても、すべて手がかりとなり得るものに気を配ること。
患者の現在の、そして潜在的なデンタルIQに関心をもちながら、同時に患者の社会学的、知的レベルにも常に興味を抱いておく。そうすることで、患者分類に着手できるようになる。
歯科医師・山田忠生
診断――最良の出資
今日は口腔内の細菌によりどの程度、歯肉と歯とが侵されているかをみるために、お子さまを綿密に検査します。目に見えないウ蝕、骨内への感染、及び未萌出の歯の位置と状態をチェックするのに必要なレントゲン写真を撮影し、欠如している永久歯があるかどうかを調べます。ウ蝕が発生しているかどうかも検査され、今日では、毎日の清掃と、頻繁なフッ化物塗布によって、あなたの手ではくい止めることができないと思われる個所にしか修復処置を行いません。
~以下、略~
歯科医師・山田忠生
患者がどちらの姿勢をしているかということは、治療に関しての指導をしていくときには非常に重要なことである。
質問:指示を与えようとしたとき、患者が閉鎖的な姿勢をとっていたとすれば、あなたはどうするか。
回答:患者が何を考え、心に何が起こっているのかを読み取り、開放的になるまでその問題点に対処する。その後に指示を与える。開放的にならないようであれば、今後の治療についての指示を与えてよいかを患者に尋ねる。
歯科医師・山田忠生
治療中止のときの手紙
あなたの歯を保つ助けとなるように計画した質の高い治療を受ける決心をされたことに、お祝いを述べさせていただきます。一般的には将来の予防を考えたプランは、患者さん側の事情で完了しないままに終わってしまいます。これが歯の疾患に悩みながら人生を歩んでいく人が、非常に多く存在している原因だと確信しています。
歯を失って始めて、人はそのすばらしさに気づきます。最近、私はコロラドから来られた患者さんの修復治療を終えました。予防診査のために私の許に再来院されたときに、このように話されました。「ご承知の通り、私はこれまで自分に何が欠けているのかまったく気づかずにいました。12年ぶりにステーキをおいしく食べることができました。」
歯は生きるため、楽しみのため、食べるため、そして健康を保ち、守るためにあるのです。
歯科医師・山田忠生
患者のペースに合わせること.患者のペースに合わせるために、言葉による、あるいは非言語コミュニケーションを使用する。患者の姿勢、声の調子、目の動き、息づかいに注意を払い、あなた自身もそれに合わせてみる。患者の話す言葉で、患者の理解できる、そして話せる言葉遣いをすること。患者の情緒的なタイプを明確にして適切な情緒的訴えを展開すること。
要約し、換言してみること.診療前インタビューを終えるにあたっては、患者の話したことを要約し、あなたの使う言葉で言い直してみる。こうすることによって、あなたば注意深く聞いていたことを証明でき、しかもそれ以上に情報を付け加えたり、あるいは明らかにする機会を与えることができる。
歯科医師・山田忠生
歯があまりなくなっておらず、むし歯も小さな状態であれば、強度はあまり大切なことではなく、おそらく銀かポーセレンが使用されるでしょう。むし歯が歯の2つの面か、3つに及んでおれば、構造的な考慮も必要で、材料にはむし歯をつめるということに加えて、正常な形態を修復し、噛むという圧力にも耐えられることが求められます。しばしば、これにはインレーがふさわしく、強い材料が必要とされますので、通常は金でつくることになります。他の状態では別のものが必要となります。
それぞれの目的に最も適した材料を使用することを望まれると思いますが、いかがでしょうか。」
歯科医師・山田忠生
歯科衛生業務計画
定期的な衛生管理の患者の場合、1時間のアポイントメントを予定する衛生士はそれぞれ、毎週2人の新患者を担当する。そして、初回は1時間30分をとる。毎日の診療予定表はタイプして、各診療室と技工室に掲示してある。そうすることによって、次に来院する患者が誰であるか、どの患者がどこの治療室にいるのか全員がわかるのである。衛生士が診ている患者を私が診なければならないときには、こうしておけば非常につごうがよい。
これまで長年に渡って、来院の前に患者に電話をして確認していたが、それは電話をしなければ患者が来院しないのでは考えていたからである。今にして思えば、反って患者に依頼心を起こさせていたのではないかと考えている。現在では。、患者に再確認はしないことを伝えているが、約束を守らない患者の数は、確認の電話をしていたときとほとんど変わらない。
歯科医師・山田忠生
それは家族全体の問題です
お子さまが、重症のウ蝕や歯肉疾患をおこしている場合に、その抑制法をお教えする相手は、あなたです。病気のパターンというものは、家族代々引き継がれている。例えば、昔のことわざに「軟弱な歯は、一家の血統」というのがありますが、まさに的確な表現といえます。広範囲にわたってウ蝕をおこしている子どもを助ける前に、ご両親に自分たちの口を1日1回清掃する方法を理解してもらい、その真価を認めていただけなければならないのは、もう明かです。家族の歯科疾患コントロールということが、先ず第一のゴールです。
歯科医師・山田忠生
唾液の分泌量は、見事に口がさまざまに機能している起床中と、夜間とでは約3~4倍の量的差が存在している。夜間に目覚めたとき、あるいは朝の起床時には口はカラカラであっても不思議ではない。
就寝前にしっかりとプラックコントロールをしているとはいえ、夜間にその少ない唾液中で細菌繁殖がおこっている可能性もある。そこで、なにはともあれ起き抜けには、しっかりとうがいをすることを薦める。
歯科医師・山田忠生
次に誠実さ、信念ということについて話をしていきます。この信念ということの意味合いは、何かが起こることの本質を表すものであるということになります。そして本当に、それが起こることの保証でもあります。この誠実さ、信念というっものは必ずもっていなければならないもの、自分に対しての誠実さ、他人に対しての誠実さ、国に対しての忠誠心につながります。そしてこれが成功を求めていくためには、この誠実さがあるか、ないかによって方向が定まるわけであります。この信念ということによって、自分の進むべき方向がきまってきます。
そして又、他人のために何を行うのかということに対するコミットメントにもつながるわけであります。私たちがここに存在するのは、すべて神からの賜物であります。そして、私たち自身に対して私たちが与えるということは、神に対するお返しであります。