デンタル・コミュニケーション:156

歯科医師・山田忠生

開放的・閉鎖的
人が新しい考えや思想に対して開放的であるのは、その状況に満足して、安心しているとき、そして恐怖心や心配もなく、新しいことを考えるのに必要なエネルギーのあるときなどである。
ひどく疲れているときや、ひどい痛みのあるとき、あるいは恐れ、憤り、悲しみが大きいときには開放的にはなれない。しばしばこのような内面状態は、身体の姿勢に現れるのである。

質問:都議の図は開放的、閉鎖的のどちらを現した姿勢かを決定せよ。
回答:図1、2,5は新しい考えや、思想に対して開放的な姿勢であると考えられる。そのほかは閉鎖的であると思われる。図3、4のような姿勢をとる人が開放的であることは少ない。

ザ・デンタルフィロソフィ:172

歯科医師・山田忠生

生産計画
毎朝7時40分に予約担当者と会って、その日の優先事項、診療内容、予定について検討する。私にかかってくる可能性のある電話について秘書に知らせておく。秘書は患者からの相談事や、時間についての要望を私に連絡する。また、このときに手紙を口述すること、会合の準備、そして計画の決定と行う。現在は12時からの90分間を昼食時間にあてている。運営管理責任者はその日の生産計画に従って、緊急患者用の時間帯を決定している。通常、1回30分の時間を1日に2回確保している。4時は共診断と治療計画を話すアポイントメントの時間である。このコンサルテーションの間に、アシスタントは治療室を清掃し、翌日の準備をする。コンサルテーションのないときは、私は技工室で仕事、あるいは電話をかkることや、翌日の計画を立てることに時間を使っている。

顎関節痛の軽減:8

歯科医師・山田忠生

8.特定の行動や食事をさける
特定の趣味をすること、あるいは特別な食事をするときには、無理に口を開けることや、顎を大きく動かすことがある。どのような犠牲をはらっても、以下のことなどは避ける。

固いものをや、カリッとした食べ物
ため息をつくことや、大声をだすこと
しっかりと噛む必要のある食べ物
大量に飲む
チューインガム

バークリー予防歯科の概要:254

歯科医師・山田忠生

この背景にあるものは?
歯の病気を抑制する技術を、人々に教える方法がわかってきました。それは何なのでしょうか。何を歯ブラシにつけても、どのような歯ブラシを使っても、また何度歯を磨いても、歯ブラシだけではコントロールできないということです。したがって、あなた、あるいはお子さまが歯磨きを怠っていないのに、ウ蝕が起こったとしても、気を悪くなさらないでください――すべてが、あなたの責任というのではありません。

ドライマウスはどのような病気で、どうすれば改善されるの?

歯科医師・山田忠生

1)唾液の分泌量が少なくなることによって起こる症状
2)唾液の質が変化することによって起こる症状

■唾液の役割:唾液は口の中の粘膜などの組織を保護するばかりではなく、口の中の健康と快適性の維持にとても大切な役割を担っています。
●唾液は3大唾液分泌腺と数百もの小唾液腺から分泌されます。その重要性は分泌不足状態となるまで認識されないことが多いのです。
●唾液は口の中を潤して食物を飲み込みやすくするだけではなく、口の中の殺菌・抗菌、消化酵素の誘発、そして粘膜や歯肉など軟組織の修復と浄化に欠かせないものです。

シュースター「卓越歯科医業学」:252

歯科医師・山田忠生

人びとは、治療はいつでもしてもらえると思っている。彼らは自分の歯の状態がどれほど悪いか、日常では実感していない。あなたが予防や、危機に先んじた配慮を含む回復治療を考えるならば、”売り込み”が必要となるのである。
医業を確立することは、それを維持していくことよりむずかしいと言えるだろう。良い評判を流してくれる患者をもつことができれば、仕事はやりやすくなる。私の目標は、安易に満足してしまう患者をもたないということである。
私は自分のオフィスに来る患者を、伝道者にしたいと思っている。あなたのところは、どうだろうか…。

パンキー歯科診業哲理:306

歯科医師・山田忠生

以下に効果的な診療前インタビューの展開のためのヒントを挙げてみよう。
適切であること.数は少なくても適切な的を絞った質問であれば、数多くする必要はない。質問表は完結であるほと患者の関心も持続し、患者の家庭内でも利用されやすい。
開放型の質問をすること.情報を収集する最善の方法は、単に「はい」や、「いいえ」で答えられないような、開放型の質問をすることである。「矯正治療を受けたことがありますか。」というのは閉鎖型の質問であり、開放型の質問はこうである。「今までに受けられたのは、どのような内容の歯科的処置でしょうか。」

エクセレンスの追求:44

歯科医師・山田忠生

反対に今の自分がベストであって、これ以上のものはあり得ないというようなことであれば、それは大変に残念なことであります。自分にどこまでの能力があるのかということは、誰にもわからないはずであり、自分の才能を最大限に活用するということも、自分自身を伸ばしてやり、より多くのものを求めてやってみなければ限界はわかりません。卓越性に対して、どうしてもそれをするのだという自分自身にコミットメントをするということ、それから理想を求めてそれに全力を注ぐということ、これがパンキー・インスティテュートで言われている”教え与えられている”ということであります。カナダの医師ハンス・セリエの言葉でありますが、一生涯続く喜びというのは隣人の愛を獲得する能力であります。

マークス「完全歯科医業学」:387

歯科医師・山田忠生

3回来院によって、材料に関する過度な関心が高い好奇心の原因となり得ないが、より早く処理をされるべき隠された危険要因であるには違いない。歯科医師は、「なぜ、お尋ねになるのですか。」と、だしぬけに反論するべきである。次いで明らかにされたことに対して確固とした、しかし思いやりをもって扱うことになる。痛みへの恐れであれば、それは単に安心感を求めているのであろう。この遅い段階で、好みや偏見が明かになるようなときには、歯科医師が誠意をもってそうすることができるのであれば、治療計画を変更することもあれば、できなければ—ーあまり成功する機会は多くないが――偏見を克服しようと試みなければならない。しかしながら、費用への心配があるようであれば、歯科医師は患者をどこかへ見失ってしまったことに気づくであろう。予後の危険性を特に強調したああああ診断の再検討は、回復への唯一の望みを示すものである。

デンタル・コミュニケーション:155

歯科医師・山田忠生

非言語コミュニケーションを解読するための体系
非言語的手がかりから、それがどのような意味かを解釈するには、それについて一つの体系をもっていることが有効である。非言語情報を組織化する有効な方法としては、そのような表現を行うときにその人が新しい考えや、思想に対して開放的か、閉鎖的かを考慮することがある。他の方法としては非言語表現をするときのその人の情緒(感情)によって、情報を構築する方法がある。