歯科医師・山田忠生
一層好ましい取り扱いとしては、以下のような追加説明をすることである。「あなたが歯の治療にいくらかかるのかを知りたいと気にしておられることは、よくわかっているつもりです。しかし、診査が完了するまでは費用がいくらになるのか、見当をつけることさえむずかしいことなのです。あなたのお口を拝見しても、これから私が進めようとしていることの30%も見通すことはできないのです。私には、どのような治療が必要であり。どれほどの期間がかかり、その費用がいくらかかるのかを決定する前に、あなたのお口の中のすべての事実と、研究するための時間をいただかなくてはなりません。しかし、治療を始める前には必要とされる時間と、請求させていただく費用についてお知らせします。ところで、費用について何か特別に心配をされている理由がありますか。費用が支払えるかどうかを気にされていますか。」