山田歯科・山田忠生
かつては修復材料として審美性では大きな問題があり弱点ではあったら、それでも歯科用の修復材料としては金合金がすべての面で他の材料を圧倒していた。とても少なくなったが、当時の金合金の修復物がお口の中に存在している患者さんもおられる。
当時は人工冠で金合金約3g、金属代は約1万円だったと記憶している。今ではほとんど審美性の観点から使用しなくなったが、1g約2万円だから、金属代だけで6万円ということになる。
おそらくは、さまざまな理由から、技術革新も含めて良くも悪くも、お口の中には金合金は見られなくなるのではないだろうか…。