デンタル・コミュニケーション:107

歯科医師・山田忠生

 

ときには、状況によって危険を冒すことも認められることもあれば、患者に対して怒ってみることや、高圧的な態度をとること、素っ気なくしても構わない関係にあることがある。このような方法は依存心の強い患者を動かし、自分の行動を変える必要のあることを患者に納得させる患者へのあなたへの好印象を、あるいは患者そのものを失う危険性をも十分にあなたが管理できるのだということを、患者に納得させるのに使われることがある。あなたは何をしようとしているのか、なぜそうするのかを知っておくべきであり、つまりは暖かく、友好的で思いやりをもつべき時期と、気難しく対決的で、単刀直入である時期とを認識しておくべきなのである。時期によって患者の成長や責任感の強化に、どちらかが適切で建設的なものになる。

患者の社会的・個人的情報を収集するには、やわらかく問いかけるような言葉遣いが効果的である。

 

 

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