歯科医師・山田忠生
この歯科医師は生産性が高まったことによって、素早く予約待ちの患者にまで手が回るようになった。新しいアポイントメント・ブックと古いものとの間には終始一貫して、少なくとも1週間のギャップがあり、もとのアポイントメント・ブックの日時よりも早めに診察を受けるようになった。また、彼は古いアポイントメント・ブックの中に埋もれていた、より急を要するケースの中からいくつかを持ち出すことができたのである。このようなケースは単に緊急であるだけでなく、ときとしては2時間、あるいはそれ以上の診療時間を要する最も生産性の高いものだった。また、この歯科医師はリコール時に患者が古くなった充填や前歯の処置が気になると訴えたときには、患者がその気になっているうちに必要な修復処置を施すことができるのを発見した。