マークス「完全歯科医業学」:345

歯科医師・山田忠生

 

長年にわたって同じ歯科医師にかかっている患者は、自分が受けている恩恵を当然のことと思うようになり始める。その患者を再び刺激するためには、患者が考えるための新しい食物をあたえる必要がある。どれほど歯科医学が斬新的に進歩しているかということについて患者が正しく評価するには、歯科治療でこれまでに受けてきたものとの違いを患者に伝えなくてはならない。他の患者のレントゲン写真や模型が役立つことになる。このような教育にはわずか数分しかかからないが、驚くべきことに多数の患者からこのような応答がある。「先生がそのような治療をされているとは知りませんでした。」必然的に患者はそのような治療を必要としている知人を思い浮かべるのである。

 

 

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