マークス「完全歯科医業学」:346

歯科医師・山田忠生

 

関連したアプローチに、”その週の話”というのがある。隔週ごとに(それぞれの重複をさけるため)、興味のある項目――なるべくなら歯科の進歩や改良を示している一つを――さまざまな情報から選択し、患者がその週に来院したときにその話をする。「先日、興味を覚えるものを読んでみたのですが、多分あなたも関心があると思います。」しばしば患者から、「私の先生」からの興味のあることを繰り返し話されると、必然的にその恩恵を受けられるだろうと人々はその情報に向かおうとするようになるものである。私たちは患者に思い出させるためにいくつかの方法を提示してきた。つまり、(a)歯科治療から得られる恩恵であり,(b)ある一部の人々がもっている特別な知識の欠如であり、(c)自分が新しく得た知識を他の人々に伝えようとするのが本来の義務である、ということである。歯科医師はそれ以外にも、自分のために方法を開発することになる。

 

 

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