歯科医師・山田忠生
咬合病は、修復物の臨床的寿命が短くなる主要原因の一つである。図5の患者は、審美性を改善して、現在の歯のダメージを修復することを希望した。早期に治療局面へと進むのではなく適切な診断の重要性と、DFEDシステムを使った咬合の評価についての情報が提供された。歯科顔面評価を完了させるには、高い質をもった適切な記録をもつことが何よりも重要である。記録には一連のレントゲン写真、パノラマレントゲン写真、6点ポケット探査、半調節性咬合器に装着された模型、これにはフェイス・ボーを使用、そして”話すときの歯の見え方”を重視した写真を含む11枚のデジタル写真を含む。