歯科医師・山田忠生
次いで、何をするにしても、今のこの時間を過ごす最も良い方法は何かと常に考えます。ここにリストがあり、そのするべきことというのは、そのリストには10の項目があったとしましょう。Aという優先順序の項目が2つ、残りの8つはB、あるいはCであったとします。Aの2つをその日のうちに完了すると、内容的に仕事量を換算すると全体の80%を完了しているということになります。これが80対20の法則と称しているものです。実際の場合を考えてみると、皆さまの歯科診療所に対しての不満、不平の声のうちの80%は、全体の患者の20%の人からであるということに、気づかれるのではないでしょうか。
今を生きるということが、大変に重要であります。今以外の時間というのは、あるいは与えられないかもしれないということを念頭に置いて、今の時点で判断されるかもしれないといことを、毎日考えるべきであります。オフィスにいる間は家庭で何が起こっているのかというようなことを思い煩うのではなく、そして家にいるときはオフィスで何が起こっているのかを心配することはないように、ということであります。