歯科医師・山田忠生
最新のデータによれば、図表1にありますように70歳で歯数は約20本、つまりすでに8本の歯を何らかの理由で失っているということであります。もちろん、これは平均ですので28歯すべてをもっている人もあれば、私の経験からも28歯すべてを失っている人もいます。
歯の喪失数が増加するにつれて、さまざまな支障、障害が生じてきます。噛みにくい、話しにくいなど生活上で、それまでは平気であったことができなくなる、それにつれて制約をうけ人とのおつき合いなど、つき合う世界が狭くなってきたと思う。
そのような人々への少しでもお役に立てればと、50年以上の歯科臨床経験から得た知識を提供することにしました。できるだけ絵空事ではなく、私の診療経験に基づいた知識を提供します。
なお、図表は私のオリジナルもありますが、ネット上で適切な図表を検索し利用させていただいております。無断での使用ではありますが、ご容赦ください。