歯科医師・山田忠生
DFEDフォーム(図6)は、歯ー顔面審美に関する25項目を系統立てて評価をするために写真図面を使用する。このシステムの最重要部分というのは、その状態の病因についての評価や診断であり、それは危険性/管理ボックス(コーナー)に、そして治療が始まる前に危険性の管理へと誘導することである。(図6)危険性が咬合病と関連しているのであれば、咬合・顎関節フォーム(図7)を使用することが求められる。それはさらに一層の診断と管理をするために効果的で、完全な臨床的咬合評価を臨床医師が行うのに役立つのである。
DFEDが完成した後、最終的な治療の提示と、結果に関する説明をうけるために改めてアポイントメントをする。写真、装着された模型を使用することで、咬合病の徴候や症状、つまりクレンチングと機能包絡線の妨げを容易に説明できる。(図8)治療としては咬合調整、定期的な咬合の修正、そして咬合ガードが勧められた。