70歳からの歳からの歯科治療:3

歯科医師・山田忠生

 

■歯の喪失タイプの7分類

私が開業当初の頃には、患者さんにこのように話していました。「歯を失う原因には、3つがあります。その一つはう蝕、ムシ歯です。そして二つ目は歯周病、歯槽膿漏とも言います。最後の三つ目は事故です。これだけは避けることができませんね。でも、ムシ歯と歯周病は細菌が原因で起こる病気ですから、予防することが可能なのです…。」

そして、お口のケア、つまりプラック・コントロールの重要さ英を熱心に話していました。おそらく、歯科医師が予防という言葉を積極的に使用するようになったのが、このころではないかと思います。特に、1970年に来日されたブラックバーン先生の「予防的ホームケア」の講演に大きな感銘を受けた記憶があります。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。