高齢者と歯科:4

歯科医師・山田忠生

 

私たちはウ蝕病原菌や、歯周病菌と闘ってはおりましたが、それにも関わらず歯は確実に失ってきておりました。それが、細菌感染とは関係のない「咬合病」だったのです。決して、新しく流行してきた病気ではありません。ただ、よくわかっていなかったということでしょう。すでに成書では歯周病の中の項目で、外傷性咬合という表現で記載されていますが、これは細菌性の病気ではありませんので、歯周病の中で論じるのには無理があります。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。