歯科医師・山田忠生
患者は自分の歯のダメージが年齢でないこと、自然な摩耗でもないことを理解すれば、歯科医師はその複雑な症例を十分に予測可能性の許に管理できるようになるであろう。たとえポーセレンのような壊れやすい歯を防護する審美的な修復材料を使用したとしても、すばらしい寿命が期待できるのである。
図9-11は、ブラキシズムの結果として重度の摩耗した歯をもっていた患者の、7年後の経過である。治療が始まる前に、患者は咬合病について教育を受けた。その結果、この状態は修復物で回復することが可能となる。