咬合病の診断と管理:9

歯科医師・山田忠生

どのような修復材料を選択するか、一つは接着性のポーセレン・アンレー、そして全部被覆ポーセレン焼付全部冠(PFM)がある。患者はポーセレン・アンレーを選んだ。それはPFM修復の過度な歯の切削をさけて(たとえ、修復物そのものの寿命は短くなるにしても)、歯の寿命を延ばしたいという想いからであった。

患者は咬合調整を受け、接着性のポーセレン・アンレーとべニアを使い、最後臼歯でさえも最小限の歯の形成を行い、全額のリハビリテーションを受けた。また、定期的な咬合の修正と、咬合スプリントを使用した。この患者は歯ぎしりをしていたが、咬合病の適切な診断と管理によって、7年後も修復物は良好だと思われる。歯や歯周組織は非常に健全で、長期的な予後は量k法である。(図9)

 

 

 

 

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