ザ・デンタルフィロソフィ:154

歯科医師・山田忠生

 

長期にわたって互いがつき合っていくためには、私たちは問題を直視して、直ちにそれを処理する能力を開発しなければならない。スタッフは同時に成長していくこともあれば、別々に成長することもある。未解決の相違点は次第に増えていき、処理しない限り無くなりはしない。チームワークの最も重要な原則は、決してメンバーの陰口をしないことである。2人のメンバーが衝突したときには、対面させて問題を直視させることである。

歯科医師とスタッフの間に種々の問題が未解決のままで2年以上経過したとすれば、互いに勝手な方向を向いてしまうことになる。

作業手順を達成していない人がいる場合、直ちにその事実を知らせるべきである。間違った点と、それが組織に及ぼす影響を指摘する。その後、数秒間の沈黙をとり、その衝撃を実感させるのである。あなたがその人を思いやっていることを自覚させる。不満に思っているのはその人に関してではなく、仕事についてであることを認識させる。訓戒はその誤った作業を行った直後に行わなければ、将来の行動に良い影響を及ぼすことはない。直ちにフィードバックすることで、あなたは1回に1つの行動のみを処理することになる。行動は一層明確になるのである。

 

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