歯科医師・山田忠生
Dr.マトネによれば、ブラキシズムはいわゆる非機能動作(パラファンクション)である。
それは何を意味しているか。
咀嚼筋の活動は、2つのカテゴリーに分類される。1つは機能的な筋肉の活動であり、それには咀嚼すること、話すこと、そして嚥下することが含まれる。歯が正常に互いに接触する――嚥下中や、噛んだときの最後に――その瞬間を合計すると、1日に約20分以下となる。それ以外の間は、歯は少ないスペースで隔てられ、筋肉は最小限の緊張をもち、――それは重力に対抗して、閉口を維持するのに十分である。