歯科医師・山田忠生
3・プロフィラキシスは治療の一部であるべきであり、たとえそれが必要な唯一の治療であることがわかったとしても、リコール診査の一部ではない。このアプローチをとることにより、(徹底的な)1時間30分の診査の最後に、”何もすることがない”というような失望感をさけることができる。そのことはまた、「すばらしいことです。今回はお口の清掃を除いては何もする必要がありません。」と話して終わることにもなるのである。(リコール患者に対して歯科衛生士によるプロフィラキシス《歯科医師が最初に出会うことなしに》を予定し、それが完了すると口腔内を”チラッと診る”――あるいは、単に衛生士が列挙した問題点のみを、さらに悪いのはすべてが順調で診るべきことはないという衛生士の言葉を信じるような方法は、私たちの見解からすれば嘆かわしく、許しがたいものである。)