マークス「完全歯科医業学」:362

歯科医師・山田忠生

 

初回のリコール来院の第2段階ではレントゲン写真をとることや、口腔の予備的調査をする。最終段階では歯科医師は家庭管理指導に関する患者の協力程度をチェックし、目的を再確認するべきであり、明らかに何かがあるときには治療の実施手段を提示するか、あるいは現時点ではプロフィラキシスの治療は必要ではないことが明らかになったことを指摘する。

2回目の来院で臨床前の結果を提示し、臨床検査を実施して結果の確認、治療計画、費用、その支払い方法について提示する。プロフィラキシスや治療はその後に始めることを薦める。特にすぐに診ることができるレントゲン写真だけのときなど、なぜ2回目の来院を初回にしてしまわないかと理由を求める歯科医師も存在する。患者を守るためには、ほんの数枚のレントゲン写真でも、自由な時間のあるときに研究して考慮するべきでるというのが私たちの提案なのである。

 

 

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