マークス「完全歯科医業学」:363

歯科医師:山田忠生

 

19ー1 特別なリコール・テクニック

診療所が適切な時期に患者と接触することを約束するようになれば、歯科医師は当然そうすることは責務であると考えるようになる。これまでに見てきたように形式的な手紙は効果的ではない。来院される時期になりました、という内容の電話も同様に効果的ではない。リコールは、目的をもったものでなければならない。受付は下記のように話す。(あるいは、手紙を書く。)

「覚えておられると思いますが、最後にあなたを拝見したときに、先生はあなたの歯肉と、臼歯のエナメル質の状態をチェックするために5か月後に診せてもらいたいと希望しておりましたが…。」

患者のカルテを調べずに何を話すべきかが、どうして受付にわかるだろうか。同様に、電話をする時期についても、受付がわかるのは下記の図表のような、簡単な3×5インチのリコール記録用カード(略)を使用しているからである。

 

 

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