歯科医師・山田忠生
19ー2 要約
リコール診査のための患者の再来院は、歯科医師にとって免れえない責務である。このような再来院のための準備は、すでに3回来院の手順から始まっている。それはリコールの目的と、リコール診査費用を患者に提示する最終治療来院時が頂点となる。この費用は、充当された時間に比例したものでなければならない。
リコール診査は少なくても2回来院となる。このことは技術的な必要性に加えて、患者に定期的な再診査の重要性を印象づける。たとえ、結果としてプロフィラキシス以外に治療がなかったとしても、そしてそのプロフィラキシスは明らかに治療の一部であるべきである。
電話や郵送を好むというデータに加えて、リコールカードにはチェックするべき状態と、チェックする日にちが記入され、目的をもったリコールを容易に完了することができる。歯科医師に責任と思慮深さがあれば、患者が適切な時期に再来院するようにできる限りの努力をするのである。