パンキー歯科診業哲理:284

歯科医師・山田忠生

 

重要なことはその問題というものが、緊急を要するものであるかどうかをすばやく判断することである。「我慢をしておられるのですか。」という質問が適切である。というのは、このように聴くことにより共感していることを現し、患者があなたの心配りを認識し、そしてどの程度の緊急状態かをも決定できる。我慢している患者は早急に診るべきであろう。

しかしながら、一般的には新しい患者は歯科については何らかの恐れを抱いているものである。それは費用や時間のこともあり、そして痛みや不快感についてのこともある。口腔衛生に無関心で放置していたことについて、きまり悪く思っていたり、自己防衛的になっていることもあれば、いろいろな理由で緊張していることもある。そのためにこそ患者が来院してきたときに実行するべき大切なことは、患者を楽にさせてくつろがせるということだ。ほんのしばらくの間、患者の立場になって感じてみよう。

 

 

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