歯科医師・山田忠生
この方法は、うまく機能するだろうか。多分、患者は強い意志、わがまま、緊張、そして強情さを現すことがある。歯科医師がこのような特性を認識して平静に、しかし断固とした対応をするならば、自らを案内人として助言者として確立することになり、患者が侵害しようとする管理についても決して放棄することもない機会をもつことになる。事実、歯科医師の成功とは、どの程度に職業的権威を和らげることができるかによるのである。うまくいかなかったとしても、すくなくとも変えようと試みたのだと納得させて、自らを元気づけることができる。その”来院してきた”患者は教育をされることがなければ、診療に対して価値を認めない患者よりも明らかにさらに劣っていたのである。