歯科医師・山田忠生
一部の歯科医師は、ブラキシズムは楔状欠損の原因ではないと考えており、それはあまりに強くブラッシングをすることであるとしている。あなたの考えは。
私は楔状欠損は多くの因子から成るものであると、つめり浸食(化学的摩耗)、摩耗(ブラッシングと咀嚼)、そして摩滅(ブラッシング)である。この3つの成分は人によってさまざまな程度で認められるであろう。歯冠と歯根との境のエナメル質は非常に薄いので、わずかなたわみであっても、容易に欠ける可能性がある。しばしば歯肉後退をしている患者には楔状欠損をみることがある。