バークリー予防歯科の概要:240

歯科医師・山田忠生

 

反応の手段には、一つの特長がある――彼らは自己弁護をしなければならないのである。セールスマンや教師の声は、これから使用しようとしている人々を驚かせる。注目するべき実験を要約して、カール・ロジャーズは次のように解説している。

「スポンサー側の価値と相反するときでも、このセンターのスポンサー側が進んで人々を自由に振舞わせようとしているのがうかがわれる。人に”望ましい”と考えることを自由に選ばせることや、拒否させようとするためには基本的な態度を反省する必要がある。その態度は精神療法家(歯科医師、政治家など)以上に、生物学者にはむずかしいことである。」

ペッカムセンターの実験は、次のような提案をしている。一定期間以上に診療所の職員がそのようなことを自発的に実行するようにすれば、健康に対する強い責任感を養うことができる一方、今日のほとんどの貧困者用診療所の場合のように、十分に心がけはしていても誤った指導がされているために、職員が貧しい人々や無学な人々を悩ますようなことになれば失敗の可能性はより大きくなる。失敗があれば患者の責任感はより低下して、敬意をもって扱われなかった恨みは増すばかりである。

 

 

 

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