デンタル・コミュニケーション:142

歯科医師・山田忠生

 

時間は約束通り守らなくてはならない。あなたが約束の時間に遅れるときには、何分後になるという正確な時間を伝え、患者に待つか、予定を変えるかを選択させる。あなたの方が約束の時間通りにできないのであれば、患者は自由に次回の約束をして帰宅してよい。患者はあなたへの礼儀から、診てもらえるまで待っているかもしれない。逆もまた真なりで、患者が遅れてきても、あなたは待つかもしれない。

二人の間の信頼というものは、それぞれが観察し合ったことに影響されるのである。というのは”百聞は一見に如かず”であり、人が他者を信頼するときは、他者の言動の中に信頼を”見出す”のである。ある事情からあなたを信頼しない、という事実をもって不振を抱く人に直面することがある。このように信頼関係を構築していくためには、不信に対して積極果敢な攻撃をする必要がある。

 

 

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