歯科医師・山田忠生
これを歯科医師に置き換えますと、まず技術的にすぐれたものをもっていなければならない。そして、自分がしていることを楽しみ、より良いものを目指さなければならない。それから自分のしていることが他の人のためになっているのだと信じていなければならないということになります。バックパッカーなどのように頂上に登っていく人と同じように、名手といわれる歯科医師になるためには、長くけわしい道のりが待っています。その道のりの途中で、ときには休んで、自分の成し得たことを確認するという時間も必要であります。ただし、チャレンジはまだまだ続くのであります。そして、たどり着きますと自分が成し得たこと、ベストなことということに対する考えがわいてきます。しかし、そこでもっと他にも登るべき山もあれば、もっとチャレンジすることはあるのだということに気づくことがあります。現在、あなた方がどれ程に優秀であろうとも、それ以上にベターであるということは他にもあるはずであります。