歯科医師・山田忠生
「どうしてお尋ねになったのでしょうか。」と質問をしても、その根拠を明らかにすることが困難であれば、綿密に調べなくてはならない。「あるタイプの材料を使用するときに、歯を削る量が多くなるのではと心配しておられるのですか。使用する材料に何か好みがありますか。それによる費用の違いに関心がありますか。」
問題が費用にあるときには、使用材料の費用は、比較的に個々の修復物の価格には関連がないということ――相違があるのは、材料を使うにあたって求められる技術とサービスであるといって過言ではないといえる。そして、歯科医師は”最善”を、最も高価なことと近藤している”最善を希望する”患者について、気を配っていなければならない。
明らかになった患者の関心事と、それらを和やらげるために採用される教育的な手段の間違いのない判断から、材料に関しての質問に含まれている意味することは、3回来院方法の中の、どの段階で生じてきているかで異なっている。