歯科医師・山田忠生
しかし、Dr.パンキーの薦めるところでは最初は準備した台本を使い、次いで自分の環境や気質にあわせて修正することも可能である。また、このようにも語っている。「長期間、その行為を体験し続ければ、しばしばふさわし感情が込められるものである。」言動を行うに当たっては快適さを伴うべきである。そうすれば、患者も快くなることができる。
診療前のインタビューにおいては、Dr.ハロルド・ワースが共感の黄金律と称しているものに従うのが最高の方法である。つまり、相手の立場にたって、相手に接することである。インタビューを行うにのに最も適した人物というのは、歯科医師であるあなたなのだ。というのも訓練を受け、患者に役立ちたいという願望をあなたはもっている。さらには、あなたは人に誠実な好意をもち、その人に関心を抱き、心のこもった扱いをするべきでる。ほとんどの患者は恐怖心をもって来院してくる。あなたから関心の寄せられていることを知らされることによって、患者は恐怖心から容易に解放されることになる。