歯科医師・山田忠生
今年も1歯でも多く、1日でも長く、歯を保つためのアプローチは続きます。その大切な3つの条件とは…
1)ご自分で行うお口のケアを毎日、実行する
2)衛生士が行うプロフェショナル・クリーニングを受ける
3)歯科医師が適正な咬合の管理を行う
歯の噛み合わせの不都合は、最も歯を失う大きな原因とされていますが、それを自覚する歯科医師も決して多くはないようで、「歯周病」と診断され、適切な噛み合わせの調整も行われていないのが現状のようです。(修復物の調整は衛生士にまかされている歯科医師もいるとか、噂で聞き及んでいますが…)
この「咬合病」は、「歯周病」や「ウ蝕」のような細菌感染ではなく、いくら歯をケアしても治りません。とても、やっかいな病気です。