歯科医師・山田忠生
言い換えれば問い詰めたり、挑むような質問はするべきではない。明らかに患者がフロスをしていないことがわかったとしても、問い詰めて不愉快な気持ちにしてはならない。肯定的な反応が最も期待できそうな質問で始めること。覚えておくべきことはこの最も初期の出会いの目的とは、ハーモニーを創り出すことなのである。このアポイントメントのおわりにはこの質問表を持ち帰って、家庭でゆっくりと記述しておくように求めること。
患者の中には、その質問表を配偶者や家族に見せる人もいる。ある患者の夫がDr.パンキーのオフィスを訪れ、こう話した。「この質問をしてみたところ、妻よりも私の方が悪いようなのです。」質問表を持ち帰らせることによって、歯科に関する意識を高めることができ次回に来院したときには、しばしば理解力がついていることがある。