ザ・デンタルフィロソフィ:173

歯科医師・山田忠生

歯科衛生業務計画

定期的な衛生管理の患者の場合、1時間のアポイントメントを予定する衛生士はそれぞれ、毎週2人の新患者を担当する。そして、初回は1時間30分をとる。毎日の診療予定表はタイプして、各診療室と技工室に掲示してある。そうすることによって、次に来院する患者が誰であるか、どの患者がどこの治療室にいるのか全員がわかるのである。衛生士が診ている患者を私が診なければならないときには、こうしておけば非常につごうがよい。
これまで長年に渡って、来院の前に患者に電話をして確認していたが、それは電話をしなければ患者が来院しないのでは考えていたからである。今にして思えば、反って患者に依頼心を起こさせていたのではないかと考えている。現在では。、患者に再確認はしないことを伝えているが、約束を守らない患者の数は、確認の電話をしていたときとほとんど変わらない。

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