歯科医師・山田忠生
質問:治療についての指示を与えるとき、患者はどのような姿勢でいることが望ましいのか。患者は横になっているべきか、座っているべきか、立っているのが良いのか。目の高さはあなたと同一か、それとも上なのか、あるいは下か。
回答:ほとんどの場合、患者に指示を与えるときには、患者の理性的なコンピューター部分に話しかけたいはずである。
患者がチェアに横になているときには、患者は依存的な小児的自我状態にありがちである。あなたがこの管jあに指示を与えたとすれば、患者は小児のそれと同様な反応をするであろう。
他方、管jあがあなたを見下ろすように立っているか、コントロールしやすい状態にあれば、あなたの指示に対して親が子どもにするように反応する。
そこで患者を座らせ、あなたと同じ目の高さで指示を与えることにより、理性的に実行されていく可能性が高くなる。患者をそのような状態にすることで、患者は大人のコンピューターの自我状態になり、より一層理性的に対応するようになる。