歯科医師・山田忠生
「いえ、私にもわかりません。つくった人工物が何年もつかということは、おそらく神さまにしかわからないでしょう。もちろん、治療する私は1日でも長くもつようにベストを尽くします。私も開業して30年以上になりますが、当時の治療がそのままの患者さんもおられます。しかし、治療後にやり直した患者さんも多数おられます。大事なことは、結果としてその歯を失くしてしまうことにならず治療できることです。人工物はあくまで人工物で、神さまからいただいた歯のようにはいきません。ですから、トラブルを発見したときに人工物のやり直しですめば、費用がかかったり、治療のために通院したりということはありますが、私もそのときにはできるだけの配慮もしますので、ご理解いただけませんか。」