マークス「完全歯科医業学」:360

歯科医師・山田忠生

 

この提示の方式は、手順の内いくつかを強調するものである。

1・私たちの見解では、リコールは自動的に6か月後にするべきではない。”1年に2回、歯科医師に診てもらいましょう。”とよく宣伝されているが、陳腐で意味のないものになってきている。それ故に、それは避けるべきである。「あなたは、〇〇に来院される必要があります。」は、6か月よりも4か月、5か月、そして7か月でさえも、その方がベターである。つまり、それは患者それぞれであり、患者の口腔の状態によるのであり、それ故にさらに意味のあるものである。

2・歯科医師が手紙ではなく、電話で直接に連絡をしようとしているだけでなく――電話の方が確実であるが――電話をする時間帯と場所について尋ねていることに気づかれていることと思う。患者の中でも、特にビジネスマンは無理にでも中断しようとすることがあるが、自分から「午前10時ころに電話をしていただければ幸いです。」と話したことを思い出したときには、ほとんどの人が冷静になるものである。

 

 

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